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しょう-ぼう【正法】🔗🔉

しょう-ぼう シヤウボフ [0] 【正法】 〔「しょうほう」とも〕 (1)正しい教え。正しい仏法。「―今日に弘通(グヅウ)す/正法眼蔵随聞記」 (2)〔仏〕 三時の一。正しい仏法の行われる時期。釈迦の死後の五百年(または千年)間。正法時。 →像法 →末法(マツポウ)

しょうぼう=に奇特(キドク)無し🔗🔉

――に奇特(キドク)無し 正しい仏法には奇跡などの不思議な現象はない。奇特のあるのはむしろ邪教である。正法に不思議(フシギ)無し。

しょうぼう-げん-ぞう【正法眼蔵】🔗🔉

しょうぼう-げん-ぞう シヤウボフ―ザウ [5] 【正法眼蔵】 (1)真理を見通す知恵の眼によって悟られた秘蔵の法。「仏の―,ねはん妙心の所をも迦葉ひとりこそ破顔微咲(ミシヨウ)し給ひしか/ささめごと」 (2)書名(別項参照)。

しょうぼう-じ【正法時】🔗🔉

しょうぼう-じ シヤウボフ― [3] 【正法時】 「正法{(2)}」に同じ。

しょうぼうげんぞう【正法眼蔵】🔗🔉

しょうぼうげんぞう シヤウボフゲンザウ 【正法眼蔵】 (1)道元著の法語集。1231〜53年にわたるもので,八七巻,また九五巻とも。禅の本質・規範を述べた曹洞宗の根本経典。永平正法眼蔵。 (2)宋の宗杲(ソウゴウ)大慧の法語を侍者沖密慧然が集録した書。六巻。1147年成立。

しょうぼうげんぞう-ずいもんき【正法眼蔵随聞記】🔗🔉

しょうぼうげんぞう-ずいもんき シヤウボフゲンザウ― 【正法眼蔵随聞記】 懐奘(エジヨウ)が,師道元が日常その門下に行なった説示を筆録したもの。六巻。嘉禎年間(1235-1238)成立。

しょうぼう-じ【正法寺】🔗🔉

しょうぼう-じ シヤウボフ― 【正法寺】 (1)京都市東山区にある時宗の寺。山号,霊鷲山(リヨウジユゼン)。延暦年間(782-806)最澄の創建。一四世紀後期,国阿が中興。 (2)大津市石山の岩間寺(イワマデラ)の正称。

せい-ほう【正法】🔗🔉

せい-ほう ―ハフ [0] 【正法】 (1)正しい法則。 (2)〔(ドイツ) richtiges Recht〕 法の理念に照らして,客観的に正当であると考えられる法。ドイツの法学者シュタムラーの主張した概念。正当法。

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