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みん-ぞく【民族】🔗🔉

みん-ぞく [1] 【民族】 「われわれ…人」という帰属意識を共有する集団。従来,共通の出自・言語・宗教・生活様式・居住地などをもつ集団とされることが多かった。民族は政治的・歴史的に形成され,状況によりその範囲や捉え方などが変化する。国民の範囲と一致しないことが多く,複数の民族が共存する国家が多い。

みんぞく-いしき【民族意識】🔗🔉

みんぞく-いしき [5] 【民族意識】 ある民族に属しているという帰属意識。

みんぞく-おんがく【民族音楽】🔗🔉

みんぞく-おんがく [5] 【民族音楽】 各民族がもつ民族的特徴を示す音楽。

みんぞく-かいほう-うんどう【民族解放運動】🔗🔉

みんぞく-かいほう-うんどう ―カイハウ― 【民族解放運動】 (1)一九世紀後半以降,植民地・従属国などが帝国主義国の支配・干渉を排除し,自由・独立を目指して展開してきた運動。 (2)被圧迫民族がその解放を求め,民族の独立と統一を達成しようとする運動。

みんぞく-かいほう-せんせん【民族解放戦線】🔗🔉

みんぞく-かいほう-せんせん ―カイハウ― [9][1]-[5] 【民族解放戦線】 抑圧された複数の階層・民族が,解放を求めて連帯する抵抗組織。

みんぞく-がく【民族学】🔗🔉

みんぞく-がく [4] 【民族学】 諸民族の文化を研究する学問。各文化の特質・歴史的過程・他文化との比較などの研究を行う。エスノロジー。 →文化人類学

みんぞく-こっか【民族国家】🔗🔉

みんぞく-こっか ―コク― [5] 【民族国家】 (1)単一民族より成るか,あるいは一民族を中核とする国家。単一民族国家。 (2)国民国家。

みんぞく-し【民族誌】🔗🔉

みんぞく-し [4][3] 【民族誌】 特定の民族の社会と文化をフィールドワークをふまえて記述したもの。エスノグラフィー。

みんぞく-じけつ【民族自決】🔗🔉

みんぞく-じけつ [1] 【民族自決】 ある民族が他の民族や国家の干渉を受けることなく,自らの意志に基づいて,その帰属や政治組織を決定すること。第一次大戦後アメリカ大統領ウィルソンが高唱し,その後の民族独立の指導原理になった。

みんぞく-しほん【民族資本】🔗🔉

みんぞく-しほん [5] 【民族資本】 植民地・半植民地・発展途上国などにおいて,外来資本に対抗する現地の民族による資本。

みんぞく-しゅぎ【民族主義】🔗🔉

みんぞく-しゅぎ [5] 【民族主義】 (1)民族の統一・独立・発展を目指す思想。民族意識をもとに,民族を重視して行動や主張を行おうとする。一九世紀ドイツ・イタリアの民族国家統一運動,第一次大戦後の民族自決主義,第二次大戦後の反帝国主義独立運動などに現れる。 →ナショナリズム (2)孫文の唱えた三民主義の一。 →三民主義

みんぞく-せい【民族性】🔗🔉

みんぞく-せい [0] 【民族性】 ある民族に特有の性質。エスニシティー。

みんぞく-せいしん【民族精神】🔗🔉

みんぞく-せいしん [5] 【民族精神】 民族の紐帯(チユウタイ)となる,共通の伝統的精神。

みんぞく-だいいどう【民族大移動】🔗🔉

みんぞく-だいいどう [1]-[3] 【民族大移動】 四世紀後半から六世紀末にかけて起こったゲルマン諸部族の大移動。フン族の西進に圧迫された西ゴート族のローマ帝国領内への移住に始まり,フランク族・ブルグンド族・バンダル族・アングル族・サクソン族・東ゴート族・ランゴバルド族などが西ローマ帝国内やグレート-ブリテン島・北部アフリカに移動し,部族国家を建設した。この移動の過程で西ローマ帝国は滅亡し,古代が終わる。

みんぞく-てき【民族的】🔗🔉

みんぞく-てき [0] 【民族的】 (形動) (1)ある民族に特有であるさま。「―祭祀(サイシ)」 (2)その民族の全体にゆきわたるさま。「―な運動」

みんぞく-ふく【民族服】🔗🔉

みんぞく-ふく [4] 【民族服】 ある土地の自然環境・生活様式・信仰などに適応した,独特の素材・技法・形式による伝統的な衣服。現代では多く,晴れ着・礼服として用いられる。民族衣装。

みんぞく-りょうり【民族料理】🔗🔉

みんぞく-りょうり ―レウ― [5] 【民族料理】 その民族に固有の料理や食事の様式。エスニック料理。

みんぞく【民族】(和英)🔗🔉

みんぞく【民族】 a race;→英和 a nation.→英和 ‖民族衣装 folk costume.民族学 ethnology.民族学者 an ethnologist.民族自決 racial self-determination.民族資本 national capital.民族性 racial characteristics.

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