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広辞苑の検索結果 (17)
みん‐ぞく【民族】🔗⭐🔉
みん‐ぞく【民族】
文化や出自を共有することからくる親近感を核にして歴史的に形成された、共通の帰属意識をもつ人々の集団。特に言語を共有することが重視され、宗教や生業形態が民族的な伝統となることも多い。国民国家の成立によって、明確な境界をもち、固定的なものとされたが、もともとは重複や変更が可能で、一定の地域内に住むとは限らず、複数の民族が共存する社会も多い。また、人種・国民の範囲とも必ずしも一致しない。
⇒みんぞく‐いしき【民族意識】
⇒みんぞく‐いしょう【民族衣装】
⇒みんぞく‐うんどう【民族運動】
⇒みんぞく‐おんがく【民族音楽】
⇒みんぞく‐かいほう‐うんどう【民族解放運動】
⇒みんぞく‐がく【民族学】
⇒みんぞく‐こっか【民族国家】
⇒みんぞく‐し【民族誌】
⇒みんぞく‐じけつ【民族自決】
⇒みんぞく‐しほん【民族資本】
⇒みんぞく‐しゅぎ【民族主義】
⇒みんぞく‐じょうか【民族浄化】
⇒みんぞく‐せい【民族性】
⇒みんぞく‐せいしん【民族精神】
⇒みんぞく‐だいいどう【民族大移動】
⇒みんぞく‐りょうり【民族料理】
みんぞく‐いしき【民族意識】🔗⭐🔉
みんぞく‐いしき【民族意識】
民族を構成している人々がもつ自民族への帰属意識。また、民族がそれ自身の存続・独立あるいは拡充を求める集団的な意識。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐いしょう【民族衣装】‥シヤウ🔗⭐🔉
みんぞく‐いしょう【民族衣装】‥シヤウ
その民族独特の衣装。民族服。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐うんどう【民族運動】🔗⭐🔉
みんぞく‐うんどう【民族運動】
民族主義に基づく諸運動。→民族解放運動。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐おんがく【民族音楽】🔗⭐🔉
みんぞく‐おんがく【民族音楽】
各民族に固有の音楽。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐かいほう‐うんどう【民族解放運動】‥ハウ‥🔗⭐🔉
みんぞく‐かいほう‐うんどう【民族解放運動】‥ハウ‥
植民地・従属国などの被抑圧民族が、大国からの支配・干渉を排除して独立を遂行しようとする運動。特に第二次大戦後、アジア・アフリカで顕著に見られる。→民族主義。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐がく【民族学】🔗⭐🔉
みんぞく‐がく【民族学】
(ethnology)民族文化の特質を他文化との比較によって研究する学問。個々の民族の起源・系統・類縁関係・影響関係などを究明する歴史民族学的な方法と、個別の民族文化の記述・分析を重視する方法とがある。→文化人類学。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐こっか【民族国家】‥コク‥🔗⭐🔉
みんぞく‐こっか【民族国家】‥コク‥
①一つの民族で構成された国家。
②(→)国民国家に同じ。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐し【民族誌】🔗⭐🔉
みんぞく‐し【民族誌】
(ethnography)特定の民族や集団の文化・社会に関する、フィールド‐ワークに基づいた具体的な記述。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐じけつ【民族自決】🔗⭐🔉
みんぞく‐じけつ【民族自決】
(self-determination)各民族が、自己の政治組織または帰属を、他の民族や国家によって干渉されることなく、自ら任意に選択し決定すること。第一次大戦後、アメリカのウィルソン大統領が唱道。第二次大戦後、植民地独立のための政策の指導原理となった。人民の自決とも。「―主義」
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐しほん【民族資本】🔗⭐🔉
みんぞく‐しほん【民族資本】
半植民地的な後進国または植民地で、外国資本に抵抗する現地の資本。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐しゅぎ【民族主義】🔗⭐🔉
みんぞく‐しゅぎ【民族主義】
(nationalism)民族の独立と統一を第一義的に重視する思想・運動。19世紀初めからヨーロッパに現れ、特に第一次大戦後は一民族一国家の形成をめざす政治運動として発展。分裂している民族の政治的統一をはかる型と、外国の支配からの解放・独立をはかる型とに大別される。→国際主義→コスモポリタニズム。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐じょうか【民族浄化】‥ジヤウクワ🔗⭐🔉
みんぞく‐じょうか【民族浄化】‥ジヤウクワ
(ethnic cleansing)敵対民族の抹殺を意図して行う組織的な殺害や強制収容所での虐待。1990年代前半、旧ユーゴスラヴィア紛争の際に、セルビア人・クロアチア人・ムスリムの間で相互に行われたとされる。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐せい【民族性】🔗⭐🔉
みんぞく‐せい【民族性】
個々の民族に特有とみなされる性格。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐せいしん【民族精神】🔗⭐🔉
みんぞく‐せいしん【民族精神】
①民族を構成する個々人の精神を超越した、その民族特有とされる精神。
②(ヘーゲルの用語)世界史の各段階を代表する民族の精神的原理。各時代および民族の歴史を支配し、文化の特色を決定するもの。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐だいいどう【民族大移動】🔗⭐🔉
みんぞく‐だいいどう【民族大移動】
4世紀頃から6世紀頃までヨーロッパで行われたゲルマン人の大移動。東方のフン族が東西ゴート族を圧迫したのに始まり、東ゲルマン人はイタリア・スペイン・アフリカに移住、建国したが短命に終わった。西ゲルマン人も移動したが原住地から遠く離れず、その国家は比較的長命であった。この大移動でヨーロッパの民族地図は書き改められ、古代が終わり中世に入る。
⇒みん‐ぞく【民族】
みんぞく‐りょうり【民族料理】‥レウ‥🔗⭐🔉
みんぞく‐りょうり【民族料理】‥レウ‥
ある民族が伝承してきた料理やその食事様式。エスニック料理。
⇒みん‐ぞく【民族】
大辞林の検索結果 (18)
みん-ぞく【民族】🔗⭐🔉
みん-ぞく [1] 【民族】
「われわれ…人」という帰属意識を共有する集団。従来,共通の出自・言語・宗教・生活様式・居住地などをもつ集団とされることが多かった。民族は政治的・歴史的に形成され,状況によりその範囲や捉え方などが変化する。国民の範囲と一致しないことが多く,複数の民族が共存する国家が多い。
みんぞく-いしき【民族意識】🔗⭐🔉
みんぞく-いしき [5] 【民族意識】
ある民族に属しているという帰属意識。
みんぞく-おんがく【民族音楽】🔗⭐🔉
みんぞく-おんがく [5] 【民族音楽】
各民族がもつ民族的特徴を示す音楽。
みんぞく-かいほう-うんどう【民族解放運動】🔗⭐🔉
みんぞく-かいほう-うんどう ―カイハウ― 【民族解放運動】
(1)一九世紀後半以降,植民地・従属国などが帝国主義国の支配・干渉を排除し,自由・独立を目指して展開してきた運動。
(2)被圧迫民族がその解放を求め,民族の独立と統一を達成しようとする運動。
みんぞく-かいほう-せんせん【民族解放戦線】🔗⭐🔉
みんぞく-かいほう-せんせん ―カイハウ― [9][1]-[5] 【民族解放戦線】
抑圧された複数の階層・民族が,解放を求めて連帯する抵抗組織。
みんぞく-がく【民族学】🔗⭐🔉
みんぞく-がく [4] 【民族学】
諸民族の文化を研究する学問。各文化の特質・歴史的過程・他文化との比較などの研究を行う。エスノロジー。
→文化人類学
みんぞく-こっか【民族国家】🔗⭐🔉
みんぞく-こっか ―コク― [5] 【民族国家】
(1)単一民族より成るか,あるいは一民族を中核とする国家。単一民族国家。
(2)国民国家。
みんぞく-し【民族誌】🔗⭐🔉
みんぞく-し [4][3] 【民族誌】
特定の民族の社会と文化をフィールドワークをふまえて記述したもの。エスノグラフィー。
みんぞく-じけつ【民族自決】🔗⭐🔉
みんぞく-じけつ [1] 【民族自決】
ある民族が他の民族や国家の干渉を受けることなく,自らの意志に基づいて,その帰属や政治組織を決定すること。第一次大戦後アメリカ大統領ウィルソンが高唱し,その後の民族独立の指導原理になった。
みんぞく-しほん【民族資本】🔗⭐🔉
みんぞく-しほん [5] 【民族資本】
植民地・半植民地・発展途上国などにおいて,外来資本に対抗する現地の民族による資本。
みんぞく-せい【民族性】🔗⭐🔉
みんぞく-せい [0] 【民族性】
ある民族に特有の性質。エスニシティー。
みんぞく-せいしん【民族精神】🔗⭐🔉
みんぞく-せいしん [5] 【民族精神】
民族の紐帯(チユウタイ)となる,共通の伝統的精神。
みんぞく-だいいどう【民族大移動】🔗⭐🔉
みんぞく-だいいどう [1]-[3] 【民族大移動】
四世紀後半から六世紀末にかけて起こったゲルマン諸部族の大移動。フン族の西進に圧迫された西ゴート族のローマ帝国領内への移住に始まり,フランク族・ブルグンド族・バンダル族・アングル族・サクソン族・東ゴート族・ランゴバルド族などが西ローマ帝国内やグレート-ブリテン島・北部アフリカに移動し,部族国家を建設した。この移動の過程で西ローマ帝国は滅亡し,古代が終わる。
みんぞく-てき【民族的】🔗⭐🔉
みんぞく-てき [0] 【民族的】 (形動)
(1)ある民族に特有であるさま。「―祭祀(サイシ)」
(2)その民族の全体にゆきわたるさま。「―な運動」
みんぞく-ふく【民族服】🔗⭐🔉
みんぞく-ふく [4] 【民族服】
ある土地の自然環境・生活様式・信仰などに適応した,独特の素材・技法・形式による伝統的な衣服。現代では多く,晴れ着・礼服として用いられる。民族衣装。
みんぞく-りょうり【民族料理】🔗⭐🔉
みんぞく-りょうり ―レウ― [5] 【民族料理】
その民族に固有の料理や食事の様式。エスニック料理。
みんぞく【民族】(和英)🔗⭐🔉
広辞苑+大辞林に「民族」で始まるの検索結果。