なずら・う ナズラフ 【準ふ・准ふ・擬ふ】 ■一■ （動ハ四） 準ずる。匹敵する。「かへりくる道にぞけさはまどふらむこれに―・ふ花なきものを/後撰（雑三）」 ■二■ （動ハ下二） ⇒なずらえる

なそ・う ナソフ 【準ふ・准ふ・擬ふ】 （動ハ下二） 〔後世は「なぞう」〕 見たてる。なぞらえる。「灯火を月夜(ツクヨ)に―・へその影も見む/万葉 4054」

なぞら・う ナゾラフ 【準ふ・准ふ・擬ふ】 ■一■ （動ハ四） 準ずる。匹敵する。なずらう。「見ぬ人に形見がてらは折らざりき身に―・へるいろにさかねば/後撰（春中・片仮名本）」 ■二■ （動ハ下二） ⇒なぞらえる