おぎ-はら ヲギ― [2][0] 【荻原】 オギが一面に生え茂っている原。おぎわら。

おぎわら ヲギハラ 【荻原】 姓氏の一。

おぎわら-しげひで ヲギハラ― 【荻原重秀】 (1658-1713) 江戸中期の幕臣。勘定奉行として貨幣改鋳を行い，幕府の財政難を緩和したが，悪貨鋳造で物価が騰貴し，私利の追求をとがめられて失脚した。

おぎわら-せいせんすい ヲギハラ― 【荻原井泉水】 (1884-1976) 俳人。東京生まれ。本名，藤吉。東大卒。東洋哲学を基に自由律俳句の実作と理論づけに活躍。「層雲」を主宰。俳論集「俳句提唱」，句集「原泉」

おぎわら-もりえ ヲギハラモリ 【荻原守衛】 (1879-1910) 彫刻家。長野県生まれ。号，碌山(ロクザン)。初め洋画を志したが，ロダンの「考える人」に啓発され，彫刻に転向。作「文覚」「女」など。