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さいぎょう【西行】🔗🔉

さいぎょう サイギヤウ 【西行】 (1)(1118-1190) 平安末期から鎌倉初期の歌僧。俗名,佐藤義清(ノリキヨ)。法号,円位・大宝房など。もと北面の武士。二三歳で出家。陸奥(ムツ)から四国・九州まで諸国を旅し,河内の弘川寺で没す。生活体験のにじみ出た述懐歌にすぐれ,「新古今集」では集中最高の九四首が入集。家集「山家集」,聞書「西公談抄」がある。「撰集抄」は仮託だが後世の西行観に大きな影響を与えた。 (2)〔西行法師が天下を遍歴したことから〕 諸所・諸国の遍歴者。

さいぎょう-かずき【西行被き】🔗🔉

さいぎょう-かずき サイギヤウカヅキ 【西行被き】 〔富士見西行の絵姿から〕 笠を後頭部へずらしてかぶること。阿弥陀かぶり。

さいぎょう-き【西行忌】🔗🔉

さいぎょう-き サイギヤウ― [3] 【西行忌】 西行法師の忌日。陰暦二月一五日。

さいぎょう-ざくら【西行桜】🔗🔉

さいぎょう-ざくら サイギヤウ― 【西行桜】 (1)能の一。四番目物。世阿弥作。大勢の花見客のため閑居の楽しみを妨げられた庵室の西行は,それが花の咎(トガ)であると歌に詠む。やがて,桜の精が現れ,西行の歌に反論して桜の名所を語り,ともに春宵(シユンシヨウ)の興趣を楽しむ。 (2)地歌の一。菊崎検校作曲。手事物(テゴトモノ)。{(1)}に基づく。

せい-こう【西行】🔗🔉

せい-こう ―カウ [0] 【西行】 (名)スル 西の方へ行くこと。

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