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おうみ【近江・淡海】🔗🔉

おうみ アフミ 【近江・淡海】 〔「あわうみ(淡海)」の転。淡水のうみの意〕 (1)旧国名の一。滋賀県に相当。江州(ゴウシユウ)。 (2)淡水湖。特に,琵琶湖。「新治(ニイバリ)の鳥羽の―も秋風に白波立ちぬ/万葉 1757」 〔「近江」の表記は,「近つ淡海」の意で,浜名湖の「遠淡海(トオツオウミ)」に対して用いた〕

おうみ=泥棒(ドロボウ)伊勢(イセ)乞食(コジキ)🔗🔉

――泥棒(ドロボウ)伊勢(イセ)乞食(コジキ) 商才のある近江商人や倹約家の伊勢商人が江戸で成功していることを,江戸っ子がやっかみからののしっていった言葉。

おうみ-おんな【近江女】🔗🔉

おうみ-おんな アフミヲンナ [4] 【近江女】 能面の一。江戸時代,児玉近江の創型による女面。増(ゾウ)の一種。

おうみ-げんじ【近江源氏】🔗🔉

おうみ-げんじ アフミ― 【近江源氏】 近江国にいた源氏の一族。宇多源氏の流れ。佐々木荘を本拠とした佐々木氏が最も有名。のちの京極氏・六角氏もこの流。

おうみ-さるがく【近江猿楽】🔗🔉

おうみ-さるがく アフミ― [4] 【近江猿楽】 室町時代,近江の日吉(ヒエ)神社・多賀神社に奉仕した猿楽の座。日吉神社に仕えた山階・下坂・比叡(日吉)の上三座と,多賀神社に仕えた敏満寺(宮増(ミマシ))・大森・酒人の下三座がある。

おうみ-しょうにん【近江商人】🔗🔉

おうみ-しょうにん アフミシヤウ― [4] 【近江商人】 近江出身の商人。行商と出店を基本として成長,のちには廻船業にも進出。江戸時代には多くの成功者をだした。江州あきんど。江商(ゴウシヨウ)。

おうみ-じんぐう【近江神宮】🔗🔉

おうみ-じんぐう アフミ― 【近江神宮】 滋賀県大津市にある神宮。祭神は天智天皇。1940年(昭和15)創建。

おうみ-すげがさ【近江菅笠】🔗🔉

おうみ-すげがさ アフミ― [6] 【近江菅笠】 近江で作られた菅笠。近江笠。

おうみ-せいじん【近江聖人】🔗🔉

おうみ-せいじん アフミ― 【近江聖人】 中江藤樹(ナカエトウジユ)の尊称。

おうみ-の-うみ【近江の海】🔗🔉

おうみ-の-うみ アフミ― 【近江の海】 琵琶湖。((歌枕))「―夕波千鳥汝が鳴けば心もしのに古(イニシエ)思ほゆ/万葉 266」

おうみ-の-おおつ-の-みやこ【近江大津京】🔗🔉

おうみ-の-おおつ-の-みやこ アフミ―オホツ― 【近江大津京】 ⇒大津京(オオツノミヤコ)

おうみ-の-おかね【近江のお兼】🔗🔉

おうみ-の-おかね アフミ― 【近江のお兼】 (1)近江国の大力で有名な遊女。「古今著聞集」などに伝える。近江のお金。 (2){(1)}をもとにした歌舞伎舞踊「晒女(サラシメ)」の通称。

おうみ-はちまん【近江八幡】🔗🔉

おうみ-はちまん アフミ― 【近江八幡】 滋賀県中部,琵琶湖東岸の市。近世,近江商人の本拠地として発展。淡水真珠・八幡瓦・近江牛を特産。瑞竜寺や八幡城跡がある。

おうみ-はっけい【近江八景】🔗🔉

おうみ-はっけい アフミ― [4] 【近江八景】 琵琶湖南西岸の八つのすぐれた景観。三井(ミイ)の晩鐘,石山の秋月,堅田(カタタ)の落雁,粟津(アワヅ)の晴嵐,唐崎(カラサキ)の夜雨,瀬田の夕照,矢橋(ヤバセ)の帰帆,比良(ヒラ)の暮雪。中国の洞庭湖の瀟湘(シヨウシヨウ)八景を模して選ばれた。

おうみ-ぶし【近江節】🔗🔉

おうみ-ぶし アフミ― [0] 【近江節】 ⇒語斎節(ゴサイブシ)

おうみ-ぶな【近江鮒】🔗🔉

おうみ-ぶな アフミ― [4] 【近江鮒】 琵琶湖特産のゲンゴロウブナのこと。

おうみ-ぼんち【近江盆地】🔗🔉

おうみ-ぼんち アフミ― 【近江盆地】 滋賀県の中央部を占める盆地。西側の比良山地と東側の鈴鹿山脈との間の断層盆地で,中央の低所が琵琶湖となっている。

おうみ-りょう【近江令】🔗🔉

おうみ-りょう アフミリヤウ 【近江令】 天智天皇の時,藤原鎌足らが編纂したといわれる令。律を欠く。成立・施行・内容に関する確かな史料がなく,その存在を否定する説もある。

おうみげんじせんじんやかた【近江源氏先陣館】🔗🔉

おうみげんじせんじんやかた アフミゲンジセンヂンヤカタ 【近江源氏先陣館】 浄瑠璃,時代物。近松半二を中心とする合作。九段。1769年初演。大坂冬の陣の真田信之(ノブユキ)・幸村(ユキムラ)兄弟を鎌倉時代に仮託して描く。大坂陣物を集大成し,のちの「鎌倉三代記」などに影響を与えた。近江源氏。

ちかつおうみ【近つ淡海・近江】🔗🔉

ちかつおうみ チカツアフミ 【近つ淡海・近江】 〔浜名湖を「遠淡海(トオツオウミ)」というのに対して,都から近い湖の意〕 琵琶湖。また,近江国(オウミノクニ)。

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