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いろ-くず【鱗】🔗🔉

いろ-くず ―クヅ 【鱗】 (1)魚などのうろこ。うろくず。[和名抄] (2)うろこのある動物。魚・竜など。「鵜縄(ウナワ)に逃ぐる―を/山家(雑)」

いろこ【鱗】🔗🔉

いろこ 【鱗】 〔「うろこ」の古形〕 (1)うろこ。いろくず。「御門を立てて,―の如くに造り重ねたるおとど/宇津保(藤原君)」 (2)うろこのある動物。 (3)頭のふけ。[和名抄]

うろ-くず【鱗】🔗🔉

うろ-くず ―クヅ 【鱗】 〔古くは「いろくづ」〕 (1)魚のうろこ。[節用集(天正本)] (2)魚。「明暮運ぶ―の/謡曲・竹生島」

うろこ【鱗】🔗🔉

うろこ [3][0] 【鱗】 〔古くは「いろこ」〕 (1)魚類・爬虫類などで体を保護するため体表をおおう小薄片。表皮の外層が角質化したものや,真皮が硬化したものがある。それによって魚の年齢を知ることがある。こけら。 (2)家紋の一。鱗形を中心に意匠したもの。 (3)「うろこがた」の略。

うろこ-いし【鱗石】🔗🔉

うろこ-いし [3] 【鱗石】 三角形に刻んだ石。敷石などに使う。

うろこ-がた【鱗形】🔗🔉

うろこ-がた [0] 【鱗形】 模様の名。三角形,またはその連続模様。能では鬼女などの装束の模様に用いる。うろこ。 鱗形 [図]

うろこ-ぎ【鱗木】🔗🔉

うろこ-ぎ [3] 【鱗木】 ⇒りんぼく(鱗木)

うろこ-ぎり【鱗切り】🔗🔉

うろこ-ぎり [0] 【鱗切り】 野菜の切り方の一。正三角形を二枚重ねたように,または二等辺三角形にする切り方。

うろこ-くぎ【鱗釘】🔗🔉

うろこ-くぎ [3] 【鱗釘】 三角形の小さな金属薄片。窓枠などにガラスを固定させるのに用いる。三角釘。

うろこ-ぐも【鱗雲】🔗🔉

うろこ-ぐも [4] 【鱗雲】 〔鱗が多数並んでいるように見えるので〕 巻積雲の俗称。いわし雲。

うろこ-むし【鱗虫】🔗🔉

うろこ-むし [3] 【鱗虫】 環形動物多毛綱ウロコムシ科の総称。体は細長い楕円形で扁平。背面は鱗でおおわれている。潮間帯の石の下などにすむ。

うろこ-もん【鱗文】🔗🔉

うろこ-もん [3] 【鱗文】 二等辺三角形を上下左右につないだ文様。 →鋸歯文(キヨシモン)

こけ【鱗】🔗🔉

こけ [2] 【鱗】 「こけら(鱗)」に同じ。

こけら-いた【板・鱗板】🔗🔉

こけら-いた [4] 【板・鱗板】 屋根を葺(フ)くのに用いる杉・椹(サワラ)・檜(ヒノキ)などの薄い削り板。木瓦(コガワラ)。木羽(コバ)。木羽板。こけら。

こけら【鱗】🔗🔉

こけら [0] 【鱗】 (魚などの)うろこ。こけ。「散る花はさながら鯛(タイ)の―かな/狂言・連歌十徳(天正本)」

りん【鱗】🔗🔉

りん 【鱗】 (接尾) 助数詞。 (1)魚のうろこの数を数えるのに用いる。「六々三十六―を丁寧に描きたる竜/草枕(漱石)」 (2)魚の数を数えるのに用いる。「鯉一―」

りん-うん【鱗雲】🔗🔉

りん-うん [0] 【鱗雲】 うろこぐも。いわしぐも。

りん-が【鱗芽】🔗🔉

りん-が [1] 【鱗芽】 腋芽(エキガ)の一種。芽の葉にあたる部分が養分をたくわえて肥大し,球状となったもの。オニユリなどにみられる。

りん-かい【鱗介】🔗🔉

りん-かい [0] 【鱗介】 魚類と貝類。魚介。海産物。

りん-けい【鱗形】🔗🔉

りん-けい [0] 【鱗形】 うろこに似た形。うろこがた。

りん-けい【鱗茎】🔗🔉

りん-けい [0] 【鱗茎】 地下茎の一種。短い茎の周囲に生じた多数の葉が養分を貯えて多肉となり,球形・卵形になったもの。ユリ・タマネギ・スイセンなどにみられる。

りんけい-さい-るい【鱗茎菜類】🔗🔉

りんけい-さい-るい [5] 【鱗茎菜類】 鱗茎を食用とする野菜類。ユリ・タマネギ・ラッキョウなど。

りん-こう【鱗甲】🔗🔉

りん-こう ―カフ [0] 【鱗甲】 うろこと,こうら。魚類と貝類。

りんし-もく【鱗翅目】🔗🔉

りんし-もく [3] 【鱗翅目】 昆虫の分類の一目。チョウとガの類。成虫は,普通二対のはねをもち,体とはねは鱗毛・鱗粉に覆われる。口器は吻(フン)状で,一部の種では退化している。幼虫はイモムシまたは毛虫で,主に植物の葉を食べて育つ。成熟すると蛹(サナギ)となり,繭に包まれるものもある。完全変態をする。世界に約二〇万種が知られる。鱗翅類。

りん-じょう【鱗状】🔗🔉

りん-じょう ―ジヤウ [0] 【鱗状】 うろこのような形。「―の模様」

りん-せつ【鱗屑】🔗🔉

りん-せつ [0] 【鱗屑】 角質の産生が病的になったため,ぬか状・板状などとなって皮膚表面に付着したもの。

りん-ぞく【鱗族】🔗🔉

りん-ぞく [1] 【鱗族】 うろこのある動物。魚類をいう。

りん-ちゅう【鱗虫】🔗🔉

りん-ちゅう [0] 【鱗虫】 うろこのある動物。蛇などのこと。

りん-ぴ【鱗被】🔗🔉

りん-ぴ [1] 【鱗被】 イネ科植物の花の器官の一。雄しべと互生する小さな鱗片状のもの。花被に相当する。小鱗。

りん-ぷん【鱗粉】🔗🔉

りん-ぷん [0] 【鱗粉】 チョウやガのはねの表面をおおう微細で扁平な構造物。色素顆粒に満たされ,固有の紋様を形成する。鱗片。

りん-ぺん【鱗片】🔗🔉

りん-ぺん [0] 【鱗片】 (1)うろこの一片。また,うろこ状の細片。 (2)生物体の表面をおおううろこ状の構造物。シダ類の根茎,葉柄の突起,ウロコムシの背面の扁平板,チョウやガの鱗粉など。

りんぺん-よう【鱗片葉】🔗🔉

りんぺん-よう ―エフ [3] 【鱗片葉】 (1)タマネギなどの鱗茎をつくる多肉の葉。鱗葉。 (2)冬芽を包む芽鱗(ガリン)などの総称。

りん-ぼく【鱗木】🔗🔉

りん-ぼく [0] 【鱗木】 石炭紀に繁茂したリンボク目の大形木本性シダ植物。高さは30メートルに達した。葉の落ちた跡が菱形で,螺旋(ラセン)状に密に配列しているのがうろこのように見える。石炭の原木の一つ。ウロコギ。

りん-もう【鱗毛】🔗🔉

りん-もう [0] 【鱗毛】 多細胞からなる植物の毛。複雑に分枝した盾状や魚鱗状の構造で,グミやシダ類の葉にある。

りん-よう【鱗葉】🔗🔉

りん-よう ―エフ [0] 【鱗葉】 ⇒鱗片葉(リンペンヨウ)(1)

うろこ【鱗】(和英)🔗🔉

うろこ【鱗】 a scale.→英和 〜のある scaly.→英和 〜を落とす scale.

うろこがた【鱗形の】(和英)🔗🔉

うろこがた【鱗形の】 imbricate.→英和

うろこぐも【鱗雲】(和英)🔗🔉

うろこぐも【鱗雲】 ⇒鰯(いわし)雲.

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