マイ [1] my 「私の」の意で，外来語の上に付いて複合語を作る。「―-カー」「―-ホーム」

マイコトキシン [5] mycotoxin 細菌のつくる物質で，人畜に摂取されたとき有害なものの総称。穀物などの貯蔵菌に多い。アフラトキシンなど発がん性のものもあり，神経系に作用して痙攣(ケイレン)や麻痺を生じさせるものが少なくない。カビ毒。

マイコプラズマ [5] mycoplasma マイコプラズマ目に属する微生物群。細菌濾過(ロカ)器を通過し，細胞壁を欠くことから，ウイルスと細菌との中間に位置するものと考えられる。グラム陰性で熱に弱い。四〇種以上知られ，動物に肺炎・関節炎，植物に萎黄(イオウ)病・天狗巣病などを起こす。

マイソール Mysore インド南部，デカン高原の都市。綿工業が盛ん。藩王国時代の宮殿や離宮がある。

ミオグロビン [4] myoglobin ヘモグロビンに類似した色素タンパク質の一種。ヘモグロビンより酸素親和性が高く，動物の筋肉中にあって酸素貯蔵体として機能する。

ミオシン [3] myosin 筋原繊維を構成する主要なタンパク質の一。複雑な繊維構造を形成して ATP を加水分解する酵素活性をもち，その際生ずるエネルギーでアクチン上を滑るように筋収縮を起こす。平滑筋にも分布し，白血球など遊走細胞の細胞運動全般にも関与する。

ミオパシー [2] myopathy 筋肉の障害のために筋萎縮や筋力低下をきたす疾患。ミオパチー。

ミケーネ Mycenae ⇒ミュケナイ

ミスティシズム [4] mysticism 神秘主義。

ミスティック [3][1] mystic （形動） （１）神秘的。「―な女性」 （２）神秘主義的。

ミスティフィケーション [5] mystification 神秘化。また，ごまかし。

ミステリアス [3] mysterious （形動） 不思議なさま。神秘的。「―な事件」

ミステリー [1] mystery （１）神秘的なこと。不可思議。なぞ。 （２）怪奇・幻想小説を含む，広い意味での推理小説。

ミソロジー [2][3] mythology 神話学。また，神話体系。

ミャンマー Myanmar インドシナ半島の西部，ベンガル湾に臨む連邦共和国。七管区・七少数民族自治州から成る。米・チーク材・ゴム・石油・スズなどを産する。小乗仏教が盛ん。1948年，イギリスから独立。首都ヤンゴン（旧称ラングーン）。面積68万平方キロメートル。人口四三六七万（1992）。旧称，ビルマ，1989年ミャンマー連邦と改名。

ミュケナイ Myknai ギリシャ，ペロポネソス半島北東部にあった古代都市。一九世紀末シュリーマンによってその遺跡が発掘された。ミケーネ。 ミュケナイ（円形墓地） [カラー図版] ミュケナイ（ライオン門） [カラー図版]

ミュトス [1] (ギリシヤ) mythos 〔話・物語の意〕 神々・英雄・動物・自然現象・文化現象などに関する非現実的・空想的・擬人的な物語。神話。伝承。

ミュロン Myrn 紀元前五世紀のギリシャの彫刻家。「ディスコボロス（円盤を投げる青年）」など運動の瞬間をとらえた表現にすぐれた。

ミルラ [1] (ラテン) myrrha 没薬(モツヤク)の別名。

ミロナイト [3] mylonite ⇒圧砕岩(アツサイガン)

MY Malaysia マレーシア。ISOの国・地域コードの一。

MYA Union of Myanmar ミャンマー。IOCの国・地域コードの一。

my→音声 pron.私の. ◎All my eye!, or My(,my)!, or Oh, my!, or My eye! まあ,おや. ◎my dear ねえあなた〔おまえ〕.