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いな‐ずま【稲妻・電】‐づま🔗🔉

いな‐ずま【稲妻・電】‐づま 《稲の夫(つま)の意。稲の結実期に多く起こるので、これによって稲が実ると考えられていた》空中電気の放電によって生じる電光。また、それが雲に反映したもの。稲光(いなびかり)。稲魂(いなだま)。いなつるび。「―が走る」《季 秋》「―やきのふは東今日は西/其角」動作の非常にすばやいことや、時間のきわめて短いことのたとえ。「―のごとく飛び去る」「稲妻形(がた)」の略。「稲妻折れ釘(くぎ)」の略。紋所の名。を図案化したもの。稲妻菱や四つ稲妻菱など。《形がに似るところから》蔵などの鍵。「―でくゎらくゎらくゎらと蔵を明け」〈柳多留・五六〉の形や輝きから》金屏風(きんびようぶ)のこと。「―を拝借に行く暑い事」〈柳多留・一六〉江戸時代、遊女などが、かんざしを多く挿していること。「―をさせてふり向く仲の町」〈柳多留・二九〉

大辞泉 ページ 1034 での稲妻単語。