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なん‐ばん【南蛮】🔗🔉

なん‐ばん【南蛮】 古代中国人が、インドシナをはじめとする南海の諸民族を卑しんで呼んだ語。南夷。→西戎(せいじゆう) →東夷(とうい) →北狄(ほくてき)日本で室町末期から江戸時代にかけて、ベトナム・タイ・フィリピンなど、東南アジア方面をさしていった語。東南アジアに植民地をもつポルトガル・スペインをいった語。→紅毛(こうもう)名詞の上に付いてから渡来したものであること、またそのように異国風であること、などの意を表す。「―絵」歌舞伎・舞踊・操り人形などの演技で、右手と右足、左手と左足を一緒に前に出すしぐさ。なんば。なんば振り。「南蛮煮」の略。また、ネギを入れて煮たうどんやそばをいい、具によって「鴨(かも)南蛮」「カレー南蛮」などがある。「南蛮黍(きび)」の略。「南蛮辛子(がらし)」の略。

大辞泉 ページ 11362 での南蛮単語。