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はか‐な・い【果無い・果敢無い・×儚い】🔗🔉

はか‐な・い【果無い・果敢無い・×儚い】 [形]はかな・し[ク]束の間であっけないさま。むなしく消えていくさま。「―・い命」「―・い恋」不確実であったり見込みがなかったりして、頼りにならないさま。「―・い望み」めどがつかない。見通しがはっきりしない。「大空も雲のかけはしなくばこそ通ふ―・き嘆きをもせめ」〈かげろふ・下〉甲斐がない。無駄である。「行く水に数書くよりも―・きは思はぬ人を思ふなりけり」〈古今・恋一〉取り立てていうほどではない。取るに足りない。「―・くうち使ふ調度なども」〈宇津保・俊蔭〉思慮分別が足りない。未熟である。また、愚かである。「人々の花蝶やとめづるこそ―・くあやしけれ」〈堤・虫めづる姫君〉粗末である。みすぼらしい。「―・き単衣の萎えたるを着たるに」〈宇津保・俊蔭〉 [派生]はかなげ[形動]はかなさ[名]

大辞泉 ページ 11942 での果無い単語。