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ば‐こそ🔗🔉

ば‐こそ 〔連語〕《接続助詞「ば」+係助詞「こそ」》活用語の仮定形(文語では已然形)に付く。あとの説明を成立させるのに十分な理由を、前に提示する意を表す。「親子なれ―情愛も深いのだ」「これをいみじと思へ―記しとどめて世にも伝へけめ」〈徒然・一八〉動詞の未然形に付く。仮定条件を強調する意を表す。…ならば、きっと。「げにそこよりと言は―、かたくなはしく見苦しからめ」〈かげろふ・中〉→こそ(中世以降終助詞的に用いて)強い否定の意を表す。…などするものか。…絶対ない。「押しても引いても動か―」「情け容赦もあら―」「新宮(しんぐう)熊野の地へ敵に足を踏ませ―」〈義経記・三〉

大辞泉 ページ 12005 でのばこそ単語。