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ひと【人】🔗🔉

ひと【人】 [名]動物分類学上は、霊長目ヒト科の哺乳類。直立二足歩行し、手で道具を使い、大脳はきわめて発達し、複雑な言語をもつ。多様な文化を伝承し、地球上で最も栄えた文明をつくり上げている。現生種は一種だけ。学名はホモ‐サピエンス。人間。人類。個々の人間。ある特定の個人。「裕福な―」「大阪の―」「目上の―」「―は一代、名は末代」その事をするのにふさわしい人材。有能な人材。「彼は教育界では得がたい―です」ある仕事・職業などに従事する人材。「―を募集する」「―が不足している」成人に達した者。おとな。人柄。性質。「―が悪い」世間の人間。「―の目を気にする」「―に何といわれようと平気だ」自分と相手以外の人間。他人。「―の悪口をいう」「三時に―が来る」「迎えに―を遣る」話し手が自分を第三者のようにいう語。わたし。「―のことも少しは考えてくれよ」妻が他者に対して、夫をいう語。「うちの―」意中の相手。恋人。法律上、権利・義務の帰属主体である地位または資格。権利能力者。自然人と法人とがあり、狭義には自然人だけをさす。人民。臣下。臣民。「君も―も身を合はせたりといふなるべし」〈古今・仮名序〉身分。「―もいやしからぬ筋に」〈源・夕顔〉人里。人気(ひとげ)。「―に遠くて生(お)ひ出でさせ給ふめれば」〈源・総角〉従者。家来。供。「某も―を持ってござれども」〈虎明狂・二人大名〉[代]二人称の人代名詞。あなた。「誠に、―は十三、我は十五より見そめ奉り」〈平家・七〉 [下接句]馬方船頭お乳(ち)の人・駕籠(かご)に乗る人担ぐ人そのまた草鞋(わらじ)を作る人・眼中の人・地獄にも知る人・裁ち縫わぬ衣着る人・東西南北の人・十(とお)で神童十五で才子二十(はたち)過ぎれば只(ただ)の人・文は人なり・冥土(めいど)にも知る人・立志伝中の人・我か人か

大辞泉 ページ 12656 での単語。