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べんけい【弁慶・辨慶】🔗🔉

べんけい【弁慶・辨慶】 ?〜一一八九]鎌倉初期の僧。幼名、鬼若。号、武蔵坊(むさしぼう)。義経記・吾妻鏡・平家物語などによれば、熊野の別当の子で、兄頼朝と不和になり奥州に落ちる源義経に従い、安宅(あたか)の関での難を救い、衣川の戦で全身に矢を受けて立ちながら息絶えたと伝えられる。能・歌舞伎・浄瑠璃などに英雄豪傑として描かれる。強い者。また、強がる者。「内―」「陰―」《弁慶が七つ道具を背負った姿、また、衣川の合戦で、体中に矢を射立てられて立ち往生した姿から》道具の名。竹筒に多くの穴をあけたもので、うちわや台所道具をさしておくもの。わらを束ね、筒状にしたものを棒の先につけて、風車や柄につけた飴(あめ)などをさし、売り歩いたもの。大尽客の取り巻き。幇間(ほうかん)。「勘六貴様も―に連れて行く」〈浄・歌祭文〉「弁慶縞」の略。

大辞泉 ページ 13555 での弁慶単語。