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まん‐どころ【政所】🔗🔉

まん‐どころ【政所】 《政(まつりごと)を執り行う所の意》政庁。特に、検非違使(けびいし)の庁。平安時代以後、親王・摂政・関白・大臣などの家で、所領の事務や家政などを取り扱った所。荘園の現地で支配の実務を扱った所。鎌倉幕府の政庁。財政や鎌倉市中の雑人の訴訟をつかさどった。室町幕府の政庁。財政のほか、貸借・土地などの訴訟をもつかさどった。大社寺で、事務・雑務を取り扱った所。宮中で、女御(にようご)に属した下級官吏。「北の政所」の略。「―の京に出で給ふといひて」〈今鏡・一〇〉最も重要なところ。頭分(かしらぶん)。首領。「そうじて神の―、出雲の国の大やしろ」〈滑・膝栗毛・三〉

大辞泉 ページ 14249 での政所単語。