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むし‐くい【虫食い・虫×喰い】‐くひ🔗🔉

むし‐くい【虫食い・虫×喰い】‐くひ 虫が食うこと。また、そのあと。「―の古本」「―の葉」陶磁器の縁に表れた釉(うわぐすり)の小さな剥落(はくらく)のあと。虫が食ったあとに似る。釉が素地(きじ)によく付着していないとできる。中国明代末期の古染め付けに多くみられ、茶人が賞玩(しようがん)した。スズメ目ヒタキ科ウグイス亜科のうち、一群の鳥の総称。日本ではセンダイムシクイ・メボソムシクイ・エゾムシクイ・イイジマムシクイが繁殖。羽色はいずれも暗緑色で白い眉斑があり、似ているが、さえずりが異なる。林にすみ昆虫やクモを主食とする。老いた鶯(うぐいす)のこと。「夏、秋の末まで老い声に鳴きて、―など、ようもあらぬ者は」〈枕・四一〉

大辞泉 ページ 14582 での虫食い単語。