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よう‐す【様子】ヤウ‐・【容子】ヨウ‐🔗🔉

よう‐す【様子】ヤウ‐・【容子】ヨウ‐ 《「す(子)」は唐音》外から見てわかる物事のありさま。状況。状態。「当時の―を知る人」「室内の―をうかがう」身なり。なりふり。「―のいい人」態度。そぶり。「悲しそうな―をする」「手持ち無沙汰な―でいる」物事の起きそうなけはい。兆候。「帰る―もない」しさい。わけ。事情。「何か―がありそうだ」「―ありげな顔つき」もったいぶること。思わせぶり。「どうも見て居られぬ程に―を売る男で有ッた」〈二葉亭訳・あひゞき〉 [用法]様子・ありさま――「町の様子(ありさま)は変わってしまった」「被災地の悲惨な様子(ありさま)」など、状況の意では相通じて用いられる。◇「様子」の方が一般的に用いられ、意味の範囲も広い。「病人の様子がおかしい」「何か隠している様子だ」「交渉はまとまりそうな様子だ」など、外見だけでなく、そこから受ける印象も「様子」には含まれる。この用法は「ありさま」にはない。◇「ありさま」は外から見える状況の意が中心になる。「ちょっと目を離すと、このありさまだ」のように、結果として生じた状況を表す用法は「様子」にはない。

大辞泉 ページ 15395 での様子容子単語。