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よ‐の‐なか【世の中】🔗🔉

よ‐の‐なか【世の中】 人々が互いにかかわり合って生きて暮らしていく場。世間。社会。「―が騒がしくなる」「暮らしにくい―になる」世間の人々の間。また、社会の人間関係。「―はもちつもたれつだ」「親も友達もないんです。つまり―がないんですね」〈漱石・明暗〉世間のならい。「病気が出るほど嫌な人でも、―にゃ勝たれないから」〈鏡花・化銀杏〉当世。その時分。「入道殿をはじめ参らせて―におはしある人、参らぬはなかりけり」〈古本説話集・下〉統治者の在任期間。「―かはりて後、よろづ物うくおぼされ」〈源・葵〉世間的な人望。「父殿うせ給ひにしかば、―おとろへなどして」〈大鏡・兼通〉男女の関係。男女間の情愛。「歌はよまざりけれど、―を思ひ知りたりけり」〈伊勢・一〇二〉人の一生。寿命。「―の今日か明日かに覚え侍りし程に」〈源・柏木〉外界のようす。あたりの自然。「秋待ちつけて、―すこし涼しくなりては」〈源・御法〉作物のできばえ。「播磨路の―が悪うて」〈浮・織留・五〉

大辞泉 ページ 15509 での世の中単語。