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らし🔗⭐🔉
らし
[助動][○|○|らし|らし(らしき)|らし|○]活用語の終止形、ラ変型活用語の連体形に付く。
客観的な根拠・理由に基づいて、ある事態を推量する意を表す。…らしい。…に違いない。「もえわたる草木もあらぬはるべには山辺に急ぐ鹿ぞ踏むらし」〈宇津保・春日詣〉
根拠や理由は示されていないが、確信をもってある事態の原因・理由を推量する意を表す。…に違いない。「水底(みなそこ)の月の上より漕ぐ舟の棹(さを)にさはるは桂なるらし」〈土佐〉◆語源については「あ(有)るらし」「あ(有)らし」の音変化説などがある。奈良時代には盛んに用いられ、平安時代には
の用法が和歌にみられるが、それ以後はしだいに衰えて、鎌倉時代には用いられなくなった。連体形・已然形は係り結びの用法のみで、また奈良時代には「こそ」の結びとして「らしき」が用いられた。
客観的な根拠・理由に基づいて、ある事態を推量する意を表す。…らしい。…に違いない。「もえわたる草木もあらぬはるべには山辺に急ぐ鹿ぞ踏むらし」〈宇津保・春日詣〉
根拠や理由は示されていないが、確信をもってある事態の原因・理由を推量する意を表す。…に違いない。「水底(みなそこ)の月の上より漕ぐ舟の棹(さを)にさはるは桂なるらし」〈土佐〉◆語源については「あ(有)るらし」「あ(有)らし」の音変化説などがある。奈良時代には盛んに用いられ、平安時代には
の用法が和歌にみられるが、それ以後はしだいに衰えて、鎌倉時代には用いられなくなった。連体形・已然形は係り結びの用法のみで、また奈良時代には「こそ」の結びとして「らしき」が用いられた。
大辞泉 ページ 15598 での【らし】単語。