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あき【秋】🔗🔉

あき【秋】 四季の第三。夏と冬の間で、九・一〇・一一月をいう。暦の上では立秋から立冬の前日まで(陰暦の七月から九月まで)をいい、天文学では、秋分から冬至まで。昼が短く、夜が長くなる。この季節は涼しくさわやかで五穀や果物が実り、「秋たけなわ」「食欲の秋」などといわれる。しかし、一方では台風や前線の影響で雨が降りやすく、「秋の空」など変わりやすいことのたとえにされる。やがて木々は紅葉し、草花は枯れて、冬へ向かう。《季 秋》「―深き隣は何をする人ぞ/芭蕉」盛りを過ぎること。終わりに近づいていること。「天下の―」「人生の―」和歌などで、男女の仲の冷める意味で「飽き」に掛けて用いる。「かりそめにおく露とこそ思ひしか―にあひぬる我が袂(たもと)かな」〈山家集・下〉◆特別重要な時期の意で用いられる「危急存亡の秋」などの場合は「秋」を「とき」と読む。

大辞泉 ページ 184 での単語。