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お‐だまき【×環】を‐🔗🔉

お‐だまき【×環】を‐ 麻糸を空洞の玉のように巻いたもの。おだま。キンポウゲ科の多年草。ミヤマオダマキから栽培改良されたもの。高さ二〇〜三〇センチ。全体に白粉を帯び、葉は長い柄をもち、扇形の小葉からなる複葉。初夏、青紫色または白色の花を下向きにつける。花びら状で同色の萼(がく)があり、花びらの基部は距(きよ)となって曲がる。《季 花=春》「雲行きて―の花も家もなし/秋桜子」和菓子の一。餡(あん)入りの求肥餅(ぎゆうひもち)の上に、そば粉でいくつもの筋をつけたもの。イトカケガイの別名。「苧環蒸(おだまきむ)し」の略。紋所の名。(わく)に糸を打ち違えに巻きつけた形。枝も葉もない枯れ木。「朽ちねただ思ひくらぶの山高み立つ―は知る人もなし」〈夫木・二九〉

大辞泉 ページ 2171 での苧環単語。