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お‐はぐろ【御歯黒・鉄漿】🔗🔉

お‐はぐろ【御歯黒・鉄漿】 《「歯黒め」の女房詞》歯を黒く染めること。上代から上流婦人の間に行われた風習。平安後期には公家や武家の男子も行い、のち民間にも流行し、江戸時代には既婚婦人のしるしとなった。かねつけ。歯を黒く染めるのに用いる液。古い鉄くずを茶の汁または酢に浸して作る。筆にこの液を含ませ、五倍子(ふし)の粉をつけて歯に塗る。かね。「御歯黒蜻蛉(とんぼ)」の略。《季 夏》「―や旅人めきて憩(やす)らへば/汀女」

大辞泉 ページ 2256 での御歯黒単語。