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かきつばた【杜=若・燕=子=花】🔗⭐🔉
かきつばた【杜=若・燕=子=花】
[名]
アヤメ科の多年草。湿地に群生。葉は剣状で幅広く、基部は鞘(さや)になり茎を挟む。初夏、濃紫色の花を開く。外花被三枚は垂れ、中央に黄や白の斑紋がある。内花被三枚は小さく、直立する。園芸種には白花もある。古くは花汁で布を染め、書き付け花とよばれたという。かおよぐさ。《季 夏》「―べたりと鳶(とび)のたれてける/蕪村」
襲(かさね)の色目の名。表は二藍(ふたあい)、裏は萌葱(もえぎ)。一説に、表は薄萌葱、裏は薄紅梅。
紋所の名。カキツバタの葉と花を図案化したもの。
〔枕〕
花の美しさから、「にほふ」「丹(に)つらふ」にかかる。「―につらふ君を」〈万・二五二一〉
花が咲くところから、「さき」にかかる。「―佐紀沼(さきぬ)の菅を」〈万・二八一八〉









大辞泉 ページ 2667 での【杜若】単語。