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かん‐じょう【×灌頂】クワンヂヤウ🔗🔉

かん‐じょう【×灌頂】クワンヂヤウ 《梵abhiecana, abhiekaの訳。昔インドで、国王の即位や立太子の儀に、四大海の水をその頭頂に注いだ儀式から》仏語。菩薩が仏位に登るとき、法王の職を受ける証として諸仏が智水を頭に注ぐ儀式。密教で、香水(こうずい)を頭に注ぐ儀式。灑水杖(しやすいじよう)という棒の先に水をつけて頭に軽くあてる。受戒するときや修行者が一定の地位に上るときに行う。結縁(けちえん)灌頂・伝法(でんぼう)灌頂などがある。墓石に水を注ぎかけること。雅楽・平曲・音楽や和歌などで奥義や秘伝などを授けること。

大辞泉 ページ 3417 での灌頂単語。