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きょう‐げん【狂言】キヤウ‐🔗🔉

きょう‐げん【狂言】キヤウ‐ 日本の古典芸能の一。猿楽のこっけいな物真似(ものまね)の要素が洗練されて、室町時代に成立したせりふ劇。同じ猿楽から生まれた能に対する。江戸時代には大蔵・和泉(いずみ)・鷺(さぎ)の三流があったが、鷺流は明治末期に廃絶した。本狂言と間(あい)狂言に大別される。能狂言。歌舞伎。また、その出し物。歌舞伎狂言。人をだますために仕組んだ作り事。「―強盗」道理にはずれた言葉や動作。「仏法を知らざる痴人(ちじん)の―なり」〈正法眼蔵・礼拝得髄〉戯れの言葉。ざれごと。冗談。また、ふざけて、おもしろおかしく言うこと。「正直にては良き馬はまうくまじかりけりと―して」〈盛衰記・三四〉

大辞泉 ページ 3923 での狂言単語。