複数辞典一括検索+![]()
![]()
こ・う【恋う】こふ🔗⭐🔉
こ・う【恋う】こふ
[動ワ五(ハ四)]特定の異性に心ひかれて、その人を思い慕う。また、特別な人物や場所などを強く慕う。恋する。「亡き妻を―・う」「故郷を―・う」「昔を―・う」
[動ハ上二]《本来は、時間的、空間的、心理的に離れてしまった対象に思いが残り、それに心ひかれて嘆き悲しむ意。上代は助詞「に」をうけて、「…に恋う」の形で用いられた》
に同じ。「我が背子に―・ふれば苦し暇(いとま)あらば拾(ひり)ひて行かむ恋忘れ貝」〈万・九六四〉
季節や植物などを賞美する。めでる。「撫子(なでしこ)がその花にもが朝な朝(さ)な手に取り持ちて―・ひぬ日なけむ」〈万・四〇八〉◆古くは上二段であるが、中世末期ごろから「千々のあはれは妻こふ鹿の音」〈松の葉・三〉のように四段に活用する例が見られる。また、現代でも「この祖母を恋いる事を忘れて」〈三重吉・小鳥の巣〉のように上一段に活用する例がまれに見られる。
[動ワ五(ハ四)]特定の異性に心ひかれて、その人を思い慕う。また、特別な人物や場所などを強く慕う。恋する。「亡き妻を―・う」「故郷を―・う」「昔を―・う」
[動ハ上二]《本来は、時間的、空間的、心理的に離れてしまった対象に思いが残り、それに心ひかれて嘆き悲しむ意。上代は助詞「に」をうけて、「…に恋う」の形で用いられた》
に同じ。「我が背子に―・ふれば苦し暇(いとま)あらば拾(ひり)ひて行かむ恋忘れ貝」〈万・九六四〉
季節や植物などを賞美する。めでる。「撫子(なでしこ)がその花にもが朝な朝(さ)な手に取り持ちて―・ひぬ日なけむ」〈万・四〇八〉◆古くは上二段であるが、中世末期ごろから「千々のあはれは妻こふ鹿の音」〈松の葉・三〉のように四段に活用する例が見られる。また、現代でも「この祖母を恋いる事を忘れて」〈三重吉・小鳥の巣〉のように上一段に活用する例がまれに見られる。
大辞泉 ページ 4985 での【恋う】単語。