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つ🔗⭐🔉
つ
[助動][て|て|つ|つる|つれ|てよ]《動詞「う(棄)つ」の「う」が脱落したものという》活用語の連用形に付く。
動作・作用の完了したことを表す。…た。…てしまった。「なよ竹のかぐや姫とつけつ」〈竹取〉
多く「てむ(てん)」「つべし」「つらむ」の形で、陳述の確認・強意を表す。きっと…する。確かに…する。「門(かど)よくさしてよ。雨もぞ降る」〈徒然・一〇四〉「このことかのこと怠らず成じてん」〈徒然・二四一〉
「…つ…つ」の形で、動作・作用が同時に、または繰り返し行われることを表す。「飲みつ食いつ此時まで」〈逍遥・当世書生気質〉「夜昼三日まで上げつ下しつ拷問せられけるに」〈太平記・一三〉◆
は平安後期以降の用法。「つ」と「ぬ」の違いは、「つ」が多く他動詞に付き、動作の完了、意志的な完了を表すのに対し、「ぬ」は多く自動詞に付き、状態の発生、自然的な完了を表す傾向がある。また、「つ」は事実・状態を直接的に表現するのに対し、「ぬ」は事実・状態を傍観的に表現するという。→ぬ →たり →り
動作・作用の完了したことを表す。…た。…てしまった。「なよ竹のかぐや姫とつけつ」〈竹取〉
多く「てむ(てん)」「つべし」「つらむ」の形で、陳述の確認・強意を表す。きっと…する。確かに…する。「門(かど)よくさしてよ。雨もぞ降る」〈徒然・一〇四〉「このことかのこと怠らず成じてん」〈徒然・二四一〉
「…つ…つ」の形で、動作・作用が同時に、または繰り返し行われることを表す。「飲みつ食いつ此時まで」〈逍遥・当世書生気質〉「夜昼三日まで上げつ下しつ拷問せられけるに」〈太平記・一三〉◆
は平安後期以降の用法。「つ」と「ぬ」の違いは、「つ」が多く他動詞に付き、動作の完了、意志的な完了を表すのに対し、「ぬ」は多く自動詞に付き、状態の発生、自然的な完了を表す傾向がある。また、「つ」は事実・状態を直接的に表現するのに対し、「ぬ」は事実・状態を傍観的に表現するという。→ぬ →たり →り
大辞泉 ページ 9973 での【つ】単語。