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つ(音節)🔗🔉

①舌端を上前歯のもとに密着して破裂摩擦させる無声子音〔ts〕と、母音〔u〕との結合した音節。〔tsu〕 ②平仮名「つ」は「州」の略体の草体とも、「川」「津」「鬥」の草体とも。片仮名「ツ」は「州」の略体。

つ【津】🔗🔉

】 ①船舶の碇泊する所。ふなつき。港。万葉集19「君が船漕ぎ帰りきて―にはつるまで」 ②わたしば。渡船場。 ③人の集まる所。狂言、蚊相撲「いやこれは早、人々の通る―でござる」

つ【津】(地名)🔗🔉

】 三重県の市。県庁所在地。古く伊勢海に臨む安濃津あのつの港で、もと藤堂氏32万石の城下町。津綟子つもじ・阿漕焼あこぎやきを産する。人口28万9千。

つ【唾】🔗🔉

】 つば。つばき。〈色葉字類抄〉 ⇒唾を引く

つ(助動詞)🔗🔉

〔助動〕 (活用は下二段型。活用語の連用形に付く。[活用]て/て/つ/つる/つれ/てよく)動詞「棄つ」の約という。動作・作用が話し手など当事者の意図に基づき、作為的・意志的に成り立ったことを表し、無作為的・自然推移的意味で使われる「ぬ」と区別がある。室町時代からは用法が限られ、口語では衰える。→たり。 ①動作・状態が完了する意。…してしまう。…した。後に推量の意味が続いた時は、強意と解釈されることもある。古事記「新治にいばり筑波を過ぎて幾夜か寝つる」。万葉集8「沫雪に降らえて咲ける梅の花君がりやらばよそへてむかも」。保元物語「あはれ、取りもかふる物ならば、忠実が命にかへてまし」 ②した人を責める思いを込めて、動作・事態の完了をいう。伊勢物語「みそかに通ふ女ありけり。それがもとよりこよひ夢になん見え給ひつるといへりければ」。源氏物語若紫「雀の子を犬君が逃がしつる」 ③自分に責任があるという思いを込めて、動作・事態の完了をいう。万葉集5「手に持てる吾が児飛ばしつ世の中の道」。古今和歌集「飛鳥川淵は瀬になる世なりとも思ひそめてむ人は忘れじ」 ④(終止形だけの用法)対照的な動作を並列的に述べる。口語では並立助詞とする。中華若木詩抄「舞せつ歌せつする」。天草本平家物語「泣いつ笑うつせられた」

つ(助詞)🔗🔉

〔助詞〕 ➊(格助詞)体言と体言を「の」の関係で結ぶ働きをする語。多く場所を示す名詞の後に付き、「の」よりも用法が狭い。上代の文献に見え、平安時代には「昼―方」「奥―方」と、複合語の中で見られるだけとなる。「天―神」「目―毛」「はじめ―方かた」 ➋(接続助詞)(文語完了の助動詞「つ」から)動詞の連用形に付く。動作の並行・継起することを表す。前が撥音のときは「づ」となる。 ①(「…つ…つ」の形で)…たり…たり。太平記6「追つ―返し―同士軍をぞしたりける」。浄瑠璃、心中天の網島「抜け―隠れ―なされても」。「組んづほぐれつ」 ②(二つの動作・作用が同時に行われる時に、従属的な方の動作・作用に付ける)…ながら。方丈記「苦しむ時は休め―、まめなれば使ふ」 ③…たりなどして。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「作病起して振つて見―、色々飽かるる工面して」

つ【箇・個】🔗🔉

箇・個】 〔接尾〕 数詞の下に添えて数を表す語。ち。古事記「五百いお―真榊まさかき」。「ひと―」

ツァー【czar; tsar】🔗🔉

ツァーczar; tsar⇒ツァーリ

ツアー【tour】🔗🔉

ツアーtour】 ①回遊。周遊旅行。小旅行。「―を組む」「スキー‐―」 ②旅行会社などが企画する団体旅行。 ③歌手・劇団などの巡業。「コンサート‐―」 ⇒ツアー‐ガイド【tour guide】 ⇒ツアー‐コンダクター【tour conductor】

ツアー‐ガイド【tour guide】🔗🔉

ツアー‐ガイドtour guide】 旅行案内人。添乗員。 ⇒ツアー【tour】

ツアー‐コンダクター【tour conductor】🔗🔉

ツアー‐コンダクターtour conductor】 団体旅行を案内・誘導する人。添乗員。 ⇒ツアー【tour】

ツァーリ【tsar' ロシア】🔗🔉

ツァーリtsar' ロシア】 帝政時代のロシア君主の称号。ラテン語の皇帝の意になったカエサル(Caesar)から出た語。ツァー。ツァール。ザール。ザー。→ツァーリズム

ツァーリズム【tsarizm ロシア・czarism; tsarism イギリス】🔗🔉

ツァーリズムtsarizm ロシア・czarism; tsarism イギリス】 (ツァーリに基づく語)1917年二月革命以前のロシアの専制君主政体。ロシア特有の絶対王政。

ツァール【tsar' ロシア】🔗🔉

ツァールtsar' ロシア⇒ツァーリ

ツァイダム【柴達木・Tsaidam】🔗🔉

ツァイダム柴達木・Tsaidam】 中国青海省北西部にある盆地。南東部には沼沢・塩湖が多い。鉱物資源が豊富。

ツァイチェン【再見】🔗🔉

ツァイチェン再見】 (中国語)さようなら。御機嫌よう。

ツァイト【Die Zeit】🔗🔉

ツァイトDie Zeit】 (「時」の意)ドイツの週刊新聞。1946年創刊。論調はリベラル。

ツァイトガイスト【Zeitgeist ドイツ】🔗🔉

ツァイトガイストZeitgeist ドイツ】 時代精神。

ツァッケ【Zacke ドイツ】🔗🔉

ツァッケZacke ドイツ】 (尖端の意)主としてフォーク・ピッケルなどの、尖とがった先の部分。

つ‐あて【唾当て】🔗🔉

つ‐あて唾当て】 (「つ」は、つばの意)幼児のよだれかけ。

ツァラ【Tristan Tzara】🔗🔉

ツァラTristan Tzara】 フランスの詩人。ルーマニア生れ。ダダイスムの創始者の一人。詩集「近似的人間」など。(1896〜1963)

ツァラトゥストラ【Zarathustra】🔗🔉

ツァラトゥストラZarathustra】 ゾロアスター教の開祖ゾロアスターのドイツ語名。

つい【終】ツヒ🔗🔉

ついツヒ ①おわり。はて。源氏物語帚木「―のたのみ所には思ひおくべかりける」。「―のすみか」 ②特に、人生のおわり。死。最期さいご。源氏物語椎本「―の別れをのがれぬわざなめれど」 ③(副詞的に)(→)「ついぞ」に同じ。

つい【対】🔗🔉

つい】 (呉音) ①二つそろって一組をなすもの。つがい。そろい。また、そのようなものを数える語。「―になる」 ②(→)対句ついくに同じ。 →たい(対)

つい(副詞)🔗🔉

つい 〔副〕 ①はからず。思わず。「―過あやまって」 ②時間や距離がわずかなさま。ちょっと。「―先程」「―近くまで」 ③動作のすばやいさま。狂言、月見座頭「歌の一首や二首は―詠む事でおりやる」

つい(接頭)🔗🔉

つい 〔接頭〕 (ツキ(突)の音便)動詞に添えて語勢を強め、また、「ちょっと」「そのまま」「突然」などの意を表す。落窪物語1「―かがまりて」。源氏物語若紫「―ゐたり」

ツイーター【tweeter】🔗🔉

ツイーターtweeter】 高音域再生用スピーカー。→スコーカー→ウーファー

ツイード【tweed】🔗🔉

ツイードtweed(→)スコッチ1に同じ。

つい・いる【つい居る】‥ヰル🔗🔉

つい・いるつい居る‥ヰル 〔自上一〕 (ツイは接頭語) ①ひざまずく。かしこまる。源氏物語夕顔「御随身―・ゐて」 ②ちょっといる。そのままにいる。源氏物語野分「端の方に―・ゐ給ひて」

つい‐いん【追院】‥ヰン🔗🔉

つい‐いん追院‥ヰン 江戸時代、僧に科した刑の一種。犯罪の宣告を受けた僧を、居住の寺院に帰ることを許さず直ちに追放すること。いったん寺院に帰ることを許す退院より重い。

つい‐う【堆烏】🔗🔉

つい‐う堆烏(→)堆黒ついこくに同じ。

ついえ【費え・弊え・潰え】ツヒエ🔗🔉

ついえ費え・弊え・潰えツヒエ (動詞ツイユの連用形から) ①くずれやぶれること。悪くなること。 ②つかれ苦しむこと。弱ること。太平記37「あはれ―に乗る(弱点につけこむ)処やと思ひければ」 ③かかり。費用。入費。今昔物語集7「軽物を分ちて交易するに、その―多かり」。「思わぬ―」 ④無用の入費。損害。むだづかい。方丈記「七珍万宝さながら灰燼となりにき。その―いくそばくぞ」。「国家の―」 ◇3・4は、ふつう「費え」と書く。

つい・える【費える・弊える・潰える】ツヒエル🔗🔉

つい・える費える・弊える・潰えるツヒエル 〔自下一〕[文]つひ・ゆ(下二) ①へる。乏しくなる。皇極紀「損おとり―・ゆること極めて甚だし」。「貯えが―・える」 ②やつれ、おとろえる。疲れる。源氏物語蓬生「年ごろいたう―・えたれど」 ③くずれる。また、潰走する。〈色葉字類抄〉。「優勝の夢が―・える」 ④いたずらに経過する。「無駄に一日が―・える」 ◇1・4には、ふつう「費」を使う。

つい‐えん【追遠】‥ヱン🔗🔉

つい‐えん追遠‥ヱン [論語学而「終りを慎み遠きを追えば、民の徳厚きに帰す」]先祖の徳を追慕して心をこめて供養すること。

つい‐おう【堆黄】‥ワウ🔗🔉

つい‐おう堆黄‥ワウ 堆朱ついしゅの一種。黄色の漆を主体とするもの。

つい‐おく【追憶】🔗🔉

つい‐おく追憶】 過ぎ去ったことを思い出すこと。追懐。「―にひたる」

ツィオルコフスキー【Konstantin Tsiolkovskii】🔗🔉

ツィオルコフスキーKonstantin Tsiolkovskii】 ロシアのロケット理論学者。独学で宇宙飛行の理論を研究。主著「ロケットの運動原理」。(1857〜1935)

つい‐か【追加】🔗🔉

つい‐か追加】 ①後から増し加えること。また、その加えられたもの。 ②連歌・俳諧で、千句・万句などのあとに当季の句を発句とした表一順をつけ加えること。また、そのもの。 ⇒ついか‐はいとう【追加配当】 ⇒ついか‐よさん【追加予算】

つい‐か【墜下】🔗🔉

つい‐か墜下】 下におちること。墜落。落下。

つい‐かい【追悔】‥クワイ🔗🔉

つい‐かい追悔‥クワイ 事の終わった後からくやむこと。後悔。

つい‐かい【追懐】‥クワイ🔗🔉

つい‐かい追懐‥クワイ 昔の事や人などをあとから思い出してしのぶこと。追憶。追想。「―の情」「故人を―する」

つい‐がき【築垣・築牆】🔗🔉

つい‐がき築垣・築牆】 (ツキカキの音便。ツイカキとも)(→)築地ついじに同じ。

つい‐がさね【衝重】🔗🔉

つい‐がさね衝重】 (ツキガサネの音便)神供じんぐや食器をのせるのに用いる膳具。折敷おしきの下に台をつけたもの。普通、白木を用いる。三方に穴をあけたのを三方さんぼう、四方に穴をあけたのを四方、穴をあけないのを供饗くぎょうという。 衝重

ついか‐はいとう【追加配当】‥タウ🔗🔉

ついか‐はいとう追加配当‥タウ 破産手続で、最後の配当の通知を発した後に、新たに配当にあてるべき財産があった時に行う配当。 ⇒つい‐か【追加】

ツー【two】🔗🔉

ツーtwo】 2。ふたつ。

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