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うか・ぶ【浮(か)ぶ・×泛かぶ】🔗🔉

うか・ぶ【浮(か)ぶ・×泛かぶ】 [動バ五(四)]物が液体の表面や中間、または空中に存在する。浮く。「雲が―・ぶ」「ボートが湖水に―・ぶ」「太平洋に―・ぶ島」沈む。物が液体の表面や空中などに、底から離れて上がる。浮く。浮かび上がる。「沈没船から油が―・ぶ」沈む。心の中に上ってくる。意識に出てくる。「名案が―・ぶ」「彼のおもかげが―・ぶ」表面に出てくる。「苦悩の表情が―・ぶ」「涙が目に―・ぶ」物がその姿かたちを目立たせる。「霧の中に木立が黒く―・んでいる」よくない境遇から脱する。よい方に事態が向かう。「小夜さんが其気になりゃ、小夜さんも幸福(しあわせ)だし、君も―・ぶ」〈二葉亭・其面影〉→浮かばれる陽気になる。浮く。「心配気な、―・ばない顔色をして」〈啄木・赤痢〉死者の霊が慰められて安らかになる。成仏する。「流れ出(いづ)る涙に今日は沈むとも―・ばむ末を猶(なほ)思はなむ」〈山家集・下〉→浮かばれる気持ちなどが動いて定まらない。落ち着かない。うわついている。「女の宿世は、いと―・びたるなむあはれに侍る」〈源・帚木〉根拠がない。いいかげんである。「都にはいと―・びたる事ども、心のひきひき言ひしろふ」〈増鏡・三神山〉→浮く[用法][動バ下二]「うかべる」の文語形。 [類語]浮く・たゆたう・漂う・浮遊する・浮流する/浮く・浮き上がる・浮揚する・浮上する

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