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つぶし‐あん【×潰し×餡】🔗🔉

つぶし‐あん【×潰し×餡】 小豆を煮てすりつぶし、こさないで砂糖を加えて作った餡。→漉(こ)し餡

つぶし‐きん【×潰し金】🔗🔉

つぶし‐きん【×潰し金】 金属性の器物を溶かしてつぶし、地金としたもの。

つぶし‐しまだ【×潰し島田】🔗🔉

つぶし‐しまだ【×潰し島田】 女性の髪形の一。島田まげの根もとを短くしてまげを押しつぶしたように低く結ったもの。つぶし。

つぶし‐ねだん【×潰し値段】🔗🔉

つぶし‐ねだん【×潰し値段】 金属製品の単なる地金としての値段。つぶしね。製品を、その用途を勘定に入れず単なる素材としてだけ見積もった値段。すてね。

つぶ・す【×潰す】🔗🔉

つぶ・す【×潰す】 [動サ五(四)]力を加えてもとの形を崩す。「にきびを―・す」「空き缶を―・す」本来の働きができないようにする。役に立たなくする。だめにする。「声を―・す」「計画を―・す」家や会社などが成り立っていかないようにする。立ちゆかなくさせる。「会社を―・す」「店を―・す」体面や心の平静を失わせる。「面目を―・す」「肝を―・す」他の事に使うために、もとの形を変える。「畑を―・して宅地にする」特に、金属の製品を溶かして地金(じがね)にもどす。鋳(い)つぶす。「銅像を―・す」家畜を、料理して食べるため殺す。「鶏を―・す」空いている時間を他の事をして過ごす。「喫茶店で時間を―・す」「テレビを見てひまを―・す」空いたところをふさぐ。「穴を―・す」すきまなく一面におおう。「塗り―・す」 [可能]つぶせる

つぶ‐ぞろい【粒×揃い】‐ぞろひ🔗🔉

つぶ‐ぞろい【粒×揃い】‐ぞろひ たくさんの中の粒の大きさや質が、良質でよくそろっていること。また、そのもの。「―の真珠のネックレス」集まった人々の能力や質がそろっていて、見劣りするものがいないこと。「―の選手」

つぶ‐だ・つ【粒立つ】🔗🔉

つぶ‐だ・つ【粒立つ】 [動タ五(四)]《古くは「つぶたつ」》粒状になる。また、表面にたくさんの粒ができる。「夕立で水面が―・つ」「―・つまで煮る」

つぶ‐つぶ🔗🔉

つぶ‐つぶ [名](「粒粒」とも書く)たくさんの粒状のもの。また、その一つ一つ。「顔に―ができる」「―のあるきゅうり」[副]つぶ状に表面に現れるさま。また、たくさんの粒となって流れるさま。「刀(とう)に従って―と出で」〈露伴・連環記〉字を離して書くさま。ぽつりぽつり。「―とあやしき鳥の跡のやうに書きて」〈源・橋姫〉まるまると肥えているさま。ふっくら。「いとよく肥えて、―とをかしげなる胸をあけて」〈源・横笛〉こまごまと。くわしく。「いかで―と言ひ知らするものにもがな」〈かげろふ・上〉胸がどきどきと鳴るさま。「胸―と鳴る心地するもうたてあれば」〈源・野分〉針目をあけ無造作に縫うさま。ぶつぶつ。「御したがひの御くびに、―と長く縫ひつけて」〈宇津保・俊蔭〉勢いよく切り刻むさま。「―と切りて、鍋に入れて」〈今昔・二〇・三四〉物の煮える音を表す語。「豆のからをたきて豆を煮ける音の―と鳴るを」〈徒然・六九〉口の中でぶつぶつ言うさま。ぶつぶつ。「口のうち―と念じ給ひつつ」〈読・雨月・蛇性の婬〉[アクセントはツブツブ、はツブツブ。

大辞泉 ページ 10147