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いなかきょうし【田舎教師】ゐなかケウシ🔗🔉

いなかきょうし【田舎教師】ゐなかケウシ 田山花袋の小説。明治四二年(一九〇九)刊。自我に目覚めながら、貧しさのため片田舎で苦悩のうちに死んでゆく代用教員の悲劇を、モデルの日記と実地踏査をもとに描く。自然主義文学の代表作の一つ。

いなか‐くさ・い【田舎臭い】ゐなか‐🔗🔉

いなか‐くさ・い【田舎臭い】ゐなか‐ [形]ゐなかくさ・し[ク]言動・趣向などが洗練されていない。やぼったい。どろくさい。「―・い服装」

いな‐かけ【稲掛(け)】🔗🔉

いな‐かけ【稲掛(け)】いねかけ」に同じ。

いなか‐ことば【田舎言葉】ゐなか‐🔗🔉

いなか‐ことば【田舎言葉】ゐなか‐ 田舎の人が使っている言葉。

いなか‐ざむらい【田舎侍】ゐなかざむらひ🔗🔉

いなか‐ざむらい【田舎侍】ゐなかざむらひ 田舎在住または出身の、態度・身なりなどのやぼな侍。また、粗野粗暴な侍を卑しめていう語。田舎武者。田舎武士。いなかさぶらい。

いなか‐しばい【田舎芝居】ゐなかしばゐ🔗🔉

いなか‐しばい【田舎芝居】ゐなかしばゐ 田舎で催される素人の演劇。地方の小都市や村などで、旅回りの役者が演じる芝居。江戸時代、江戸・大坂・京都の三都の役者が修業のために地方で興行した場合もいう。設備が不完全で演技もへたな芝居をののしっていう語。

いなか‐じま【田×縞】ゐなか‐🔗🔉

いなか‐じま【田×縞】ゐなか‐手織り縞」に同じ。

いなか‐じ・みる【田舎染みる】ゐなか‐🔗🔉

いなか‐じ・みる【田舎染みる】ゐなか‐ [動マ上一]言動・服装などが田舎くさくなる。「―・みた着物」

いなか‐しょうもん【田×蕉門】ゐなかセウモン🔗🔉

いなか‐しょうもん【田×蕉門】ゐなかセウモン 江戸時代の俳諧で、地方に勢力を張った美濃派や伊勢風の平俗な句風をあざけっていう語。

いなか‐じるこ【田舎汁粉】ゐなか‐🔗🔉

いなか‐じるこ【田舎汁粉】ゐなか‐ つぶし餡(あん)で作った汁粉。→御膳汁粉(ごぜんじるこ)

いなか‐しんし【田舎紳士】ゐなか‐🔗🔉

いなか‐しんし【田舎紳士】ゐなか‐ 紳士ぶっているが、どこか洗練されていないところのある男。田舎の紳士。

いなか‐せかい【田舎世界】ゐなか‐🔗🔉

いなか‐せかい【田舎世界】ゐなか‐ 都会に対する、地方。いなか。「一代に一度の見物(みもの)にて、―の人だに見るものを」〈更級〉

大辞泉 ページ 1030