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いぬ‐ぶな【犬×・仙欅】🔗🔉

いぬ‐ぶな【犬×・仙欅】 ブナ科の落葉高木。山地に自生し、高さは約二五メートルに達する。樹皮は黒褐色、いぼ状の皮目がありざらつく。葉は楕円形で裏面に毛があり灰白色。五月ごろ花をつける。主に太平洋側のブナ帯下部に分布。くろぶな。

いぬぼう‐カルタ【犬棒カルタ】🔗🔉

いぬぼう‐カルタ【犬棒カルタ】 いろはガルタの一。最初の札が、「犬も歩けば棒に当たる」であるところからいう。近世末期以来、最も一般的なカルタ。

いぬぼう‐さき【犬吠埼】🔗🔉

いぬぼう‐さき【犬吠埼】 《「いぬぼうざき」とも》千葉県銚子市にある岬。太平洋に突出し、突端の崖上に日本最初の回転式灯台がある。犬吠岬。

いぬ‐ぼえ【犬×吠・××吠】🔗🔉

いぬ‐ぼえ【犬×吠・××吠】 上代、元日・即位・大嘗祭(だいじようさい)などに、宮門を守る隼人(はやと)が犬の遠吠えをまねた声を発したこと。また、その声。→犬人(いぬひと)

いぬ‐ほおずき【犬酸漿】‐ほほづき🔗🔉

いぬ‐ほおずき【犬酸漿】‐ほほづき ナス科の一年草。畑や道端に生え、高さ三〇〜九〇センチ。葉は卵形。夏から秋、白い五弁花を開き、実は球形で熟すと黒くなる。有毒。全草を乾燥したものを漢方で竜葵(りゆうき)といい、解熱薬・利尿薬にする。うしほおずき。

いぬ‐まき【犬×槙】🔗🔉

いぬ‐まき【犬×槙】 マキ科の常緑高木。関東以南の山地に自生し、高さは約二五メートルに達する。葉は扁平な線形または披針(ひしん)形で、密に互生。雌雄異株。庭園に植栽し、材は建築材などにする。名は、昔、杉をマキとよんだのに対し、この木を卑しんで呼んだことに由来するという。まき。くさまき。

いぬ‐やま【犬山】🔗🔉

いぬ‐やま【犬山】 山野で、飼いならした犬を使ってする狩り。「この人―といふ事をして…山に入りて猪鹿を犬に(く)ひ殺さしめて」〈今昔・二六・七〉

いぬやま【犬山】🔗🔉

いぬやま【犬山】 愛知県北西部の市。もと尾張藩家老成瀬氏の城下町。犬山城・明治村・京大霊長類研究所や日本ラインなどがある。人口七・〇万。

いぬやま‐じょう【犬山城】‐ジヤウ🔗🔉

いぬやま‐じょう【犬山城】‐ジヤウ 犬山市にある城。天文六年(一五三七)織田信康が築いた平山城(ひらやまじろ)。のち元和三年(一六一七)に尾張藩家老成瀬氏の居城となる。現存の天守閣は日本最古のもので国宝。白帝(はくてい)城。

大辞泉 ページ 1051