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いのち‐しょうぶ【命勝負】🔗🔉

いのち‐しょうぶ【命勝負】 命がけの勝負。「まことに大剛(だいかう)の、痴(をこ)の者なり。―しては損なり」〈曾我・四〉

いのち‐しらず【命知らず】🔗🔉

いのち‐しらず【命知らず】 [名・形動]生命の危険をも考えずに振る舞うこと。また、その人、やそのさま。「―が集まる」「―な冒険」丈夫で長持ちすること。また、そのもの。「この手紬(てつむぎ)の碁盤縞(ごばんじま)は、―とて親父の着られしが」〈浮・永代蔵・一〉

いのち‐ずく【命尽く】‐づく🔗🔉

いのち‐ずく【命尽く】‐づく 一命にかかわること。「いくさといふは…、―のものなれば」〈浄・五枚羽子板〉命懸けであること。「科人(とがにん)と名乗って出る拙者、―に偽りを申さうか」〈伎・五大力〉

いのち‐だま【命玉】🔗🔉

いのち‐だま【命玉】 狩人が危急のときのために最後まで残し持つ弾丸。

いのち‐づな【命綱】🔗🔉

いのち‐づな【命綱】 高い場所や海の中などの危険な場所で仕事をするとき、用心のためにからだに巻きつけておく綱。また、救命ブイや救助艇にわたす綱など。命の綱」に同じ。「この資金が最後の―だ」

いのち‐とり【命取り】🔗🔉

いのち‐とり【命取り】 生命、または地位・財産などを失う決定的な原因になる事柄。「―の病気」「失言が―となる」相手の命を奪うほどの美女または美男をいう語。「堺町の名物―め、何の生まれ替はりてあの美しさ」〈浮・椀久二世〉

いのち‐ぬすびと【命盗人】🔗🔉

いのち‐ぬすびと【命盗人】 むだに長生きしている人。「兼好が見たらば、―と申すベき婆々(ばば)あり」〈浮・一代男・二〉

いのち‐の‐おや【命の親】🔗🔉

いのち‐の‐おや【命の親】 命を助けてくれた人。命の恩人。

いのち‐の‐かぎり【命の限り】🔗🔉

いのち‐の‐かぎり【命の限り】 命のある間じゅう。生命の続く限り。命限り。「―愛する」命の尽きる時。死期。「とあるもかかるも、同じ―あるものになむある」〈源・夕顔〉

いのち‐の‐きわ【命の際】‐きは🔗🔉

いのち‐の‐きわ【命の際】‐きは 命の終わろうとする時。死にぎわ。

いのち‐の‐せんたく【命の洗濯】🔗🔉

いのち‐の‐せんたく【命の洗濯】 日ごろの束縛や苦労から解放されて、のんびり気ままに楽しむこと。「旅に出て―をする」

いのち‐の‐つな【命の綱】🔗🔉

いのち‐の‐つな【命の綱】 《命をつなぎとめている綱の意から》生きていくうえでこの上もなく大切なもの。いのちづな。「わずかな食糧が―だ」「―と頼る人」

大辞泉 ページ 1061