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うきよ‐がたり【浮世語り】🔗🔉

うきよ‐がたり【浮世語り】 この世のつらいこと、不幸なことについて語ること。また、世間話。浮世話。「わが身の上になりぬべき、―も恥づかしや」〈謡・山姥〉

う‐きょく【×迂曲・×紆曲】🔗🔉

う‐きょく【×迂曲・×紆曲】 [名]スルうねり曲がること。「川が―する」回り遠いこと。「やり方が―に過ぎる」

うきよ‐ぐるい【浮世狂ひ】‐ぐるひ🔗🔉

うきよ‐ぐるい【浮世狂ひ】‐ぐるひ 遊女に熱中すること。色ぐるい。「悋気(りんき)するではなけれども、―も年による」〈浄・出世景清〉

うきよ‐こうじ【浮世小路】‐こうぢ🔗🔉

うきよ‐こうじ【浮世小路】‐こうぢ 裏長屋など、浮世の縮図のような小路。また、世間、世の中の意にもたとえていう。「―の何軒目に狭苦しく暮らした時とは」〈漱石・草枕〉→浮世小路(うきよしようじ)

うきよ‐ごころ【浮世心】🔗🔉

うきよ‐ごころ【浮世心】 この世に執着する心。酒色などの享楽にひかれる心。

うきよ‐ござ【浮世××蓙】🔗🔉

うきよ‐ござ【浮世××蓙】 石畳のような模様を織り出したござ。夏、敷き布団の上敷きに用いた。近世前期に流行。

うきよ‐ことば【浮世言葉】🔗🔉

うきよ‐ことば【浮世言葉】 近世、遊里で用いられた独特な言葉。「ざます」「ありんす」など。くるわことば。さとことば。

うきよ‐こもん【浮世小紋】🔗🔉

うきよ‐こもん【浮世小紋】 当世風の小紋。特に、江戸時代、貞享・元禄ごろに流行した型紙小紋染めの文様。

うきよ‐しょうじ【浮世小路】‐セウぢ🔗🔉

うきよ‐しょうじ【浮世小路】‐セウぢ 近世、大坂の高麗橋筋と今橋筋の中間にあった小路。出合い宿が多くあった。江戸の日本橋室町にあった小路。

うきよ‐ぞうし【浮世草子】‐ザウシ🔗🔉

うきよ‐ぞうし【浮世草子】‐ザウシ 江戸時代の小説の一種。天和二年(一六八二)刊の井原西鶴の「好色一代男」以後、元禄期を最盛期として約八〇年間、上方(かみがた)を中心に行われた小説の一種。仮名草子と一線を画した写実的な描写が特色で、現世的・享楽的な内容。好色物・町人物・武家物・気質物(かたぎもの)などに分けられ、西鶴以後は八文字屋本が中心。浮世本。

うきよづかひよくのいなずま【浮世柄比翼稲妻】うきよづかヒヨクのいなづま🔗🔉

うきよづかひよくのいなずま【浮世柄比翼稲妻】うきよづかヒヨクのいなづま 歌舞伎狂言。時代世話物。九幕。四世鶴屋南北作。文政六年(一八二三)江戸市村座初演。現在では、一部が「鈴ヶ森」「鞘当(さやあて)」として独立上演される。

大辞泉 ページ 1297