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ふき‐かえし【吹(き)返し】‐かへし🔗🔉

ふき‐かえし【吹(き)返し】‐かへし 風が向きを変えて、今までと反対の方から吹くこと。また、その風。《「ふきがえし」とも》兜(かぶと)の部分の名。錏(しころ)の両端が眉庇(まびさし)の左右に耳のように出て後方へ反っている所。近世の女性の髪形の一。吹き鬢(びん)を髱(たぼ)へかき上げた形のもの。(ふき)」に同じ。

ふき‐かえ・す【吹(き)返す】‐かへす🔗🔉

ふき‐かえ・す【吹(き)返す】‐かへす [動サ五(四)]風などが吹いて、物を裏返しにする。「枯れ葉を―・す」風が吹いてもとの所・状態に戻す。吹きもどす。「小船が岸辺に―・された」再び呼吸をしはじめる。蘇生する。「息を―・す」貨幣・金属製器具を鋳なおす。「鐘を―・す」風が今までと逆の方向に吹く。「―・す東風(こち)のかへしは身にしみき都の花のしるべと思ふに」〈後拾遺・雑五〉

ふき‐か・える【吹(き)替える】‐かへる🔗🔉

ふき‐か・える【吹(き)替える】‐かへる [動ア下一]ふきか・ふ[ハ下二]貨幣や金属製品などを鋳なおす。改鋳する。「銭貨を―・える」外国映画・テレビなどのせりふを自国語で吹き込む。「アメリカ映画を日本語に―・える」ひそかに取りかえる。すりかえる。「たそ見知らざる其者を―・へやらぬ」〈伎・傾城王昭君〉風の向きが変わる。「色々に穂向けの風を―・へて」〈玉葉集・秋上〉

ふき‐か・える【×葺き替える】‐かへる🔗🔉

ふき‐か・える【×葺き替える】‐かへる [動ア下一]ふきか・ふ[ハ下二]屋根を新しい材料で葺く。「瓦(かわら)屋根を―・える」

ふき‐か・ける【吹(き)掛ける】🔗🔉

ふき‐か・ける【吹(き)掛ける】 [動カ下一]ふきか・く[カ下二]息や霧状にした液体などを物にかける。「鏡に息を―・ける」争いなどを無理にしかける。ふっかける。「難題を―・ける」大げさに言う。また、値段を特に高く言う。ふっかける。「高値を―・けられる」風が激しく吹きつける。「浦風のことを―・くる松山も」〈宇津保・嵯峨院〉

大辞泉 ページ 12999