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ほたる‐かご【蛍×籠】🔗🔉

ほたる‐かご【蛍×籠】 蛍を入れておくかご。《季 夏》「ことのほか蒸す夜となりぬ―/万太郎」

ほたる‐かずら【蛍×葛】‐かづら🔗🔉

ほたる‐かずら【蛍×葛】‐かづら ムラサキ科の多年草。日当たりのよい山野に自生。高さ約二〇センチで、長楕円形の葉を互生。全体に粗い毛がある。春、茎頂にるり色の五弁花を開く。花後、基部から横にはう枝を出し、新株を生じる。るりそう。ほたるそう。《季 夏》

ほたる‐がっせん【蛍合戦】🔗🔉

ほたる‐がっせん【蛍合戦】 交尾のために多くの蛍が入り乱れて飛ぶこと。《季 夏》

ほたる‐がり【蛍狩(り)】🔗🔉

ほたる‐がり【蛍狩(り)】 夏の夕べ、水辺などで蛍を追って捕らえる遊び。《季 夏》「提灯を借りて帰りぬ―/虚子」

ほたる‐ぐさ【蛍草】🔗🔉

ほたる‐ぐさ【蛍草】 ツユクサの別名。《季 秋》

ほたる‐さいこ【蛍××胡】🔗🔉

ほたる‐さいこ【蛍××胡】 セリ科の多年草。山野の日の当たる所に生え、高さ一〜一・五メートル。葉はへら形で、基部は茎を包む。秋、淡黄色の小花を散形状につける。ほたるそう。だいさいこ。《季 夏》

ほたる‐そう【蛍草】‐サウ🔗🔉

ほたる‐そう【蛍草】‐サウ ホタルサイコの別名。《季 夏》「―のそのやさしさへ歩みをり/楸邨」ホタルカズラの別名。

ほたる‐で【蛍手】🔗🔉

ほたる‐で【蛍手】 磁器の素地(きじ)を透かし彫りにし、その箇所に釉(うわぐすり)を充填(じゆうてん)して焼き上げたもの。光を通して文様が浮き上がる。中国、明代におこった。

ほたる‐なす【蛍なす】🔗🔉

ほたる‐なす【蛍なす】 〔枕〕蛍の光のほのかなようにの意から、「ほのかに」にかかる。「―ほのかに聞きて」〈万・三三四四〉

ほたるのひかり【蛍の光】🔗🔉

ほたるのひかり【蛍の光】 スコットランド民謡「Auld lang syne(過ぎし日)」による歌曲。明治一四年(一八八一)文部省編の「小学唱歌歌集」に掲載された。日本語の作詞者は不明。別れの歌として卒業式などで歌われる。

ほたる‐び【蛍火】🔗🔉

ほたる‐び【蛍火】 蛍の発する光。《季 夏》「―や疾風(はやて)のごとき母の脈/波郷」小さく残っている炭火。「―大事そうに挟み上げて」〈一葉・われから〉

ほたる‐ぶくろ【蛍袋】🔗🔉

ほたる‐ぶくろ【蛍袋】 キキョウ科の多年草。山野に生え、高さ三〇〜八〇センチ。長卵形の葉が互生する。六、七月ごろ、白または淡紅紫色の釣鐘形の花を下向きに開く。名は、花に蛍を入れて遊んだからとも、花が提灯(火重(ほた)る袋)に似るからともいう。つりがねそう。《季 夏》「宵月を―の花で指す/草田男」

大辞泉 ページ 13816