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ぼ‐たん【×牡丹】🔗🔉

ぼ‐たん【×牡丹】 ボタン科の落葉低木。高さ一〜二メートル。葉は大きく、羽状複葉で、互生する。五月ごろ、白・紅・紫・黄色などの大形の花が咲く。花びらは五〜八枚あるが、重弁や二段咲きなどさまざまな園芸品種があり、寒牡丹もある。根皮を漢方で女性の浄血薬などに用いる。中国の原産で、古くから栽培。花の王とよばれ、二十日草(はつかぐさ)・深見草(ふかみぐさ)・名取草(なとりぐさ)などの異称もある。ぼうたん。《季 夏》「―散りてうちかさなりぬ二三片/蕪村」紋所の名。の花や葉・枝などを図案化したもの。種類が多い。(かさね)の色目の名。表は白、裏は紅梅。女房の衣では、表は薄い蘇芳(すおう)、裏は白。ぼうたん。《「獅子(しし)に牡丹」の「獅子」を「猪(しし)」にとりなしていう》イノシシの肉。

牡丹に唐獅子(からじし)🔗🔉

牡丹に唐獅子(からじし) 牡丹に獅子を配した図柄。また、取り合わせのよいもののたとえ。獅子に牡丹。

ボタン【ポルトガルboto;英button】【鈕・釦】🔗🔉

ボタン【ポルトガルboto;英button】【鈕・釦】 【鈕・釦】衣類の合わせ目などに用いるもの。他の一方に設けた穴やループをくぐらせて留める。装飾を兼ねることが多い。指で押して機械類を作動させるための小さい突起物。

ぼたん‐いろ【×牡丹色】🔗🔉

ぼたん‐いろ【×牡丹色】 紫がかった濃紅色。

ぼたんか‐しょうはく【牡丹花肖柏】ボタンクワセウハク🔗🔉

ぼたんか‐しょうはく【牡丹花肖柏】ボタンクワセウハク一四四三〜一五二七]室町中期の連歌師・歌人。公家の中院通淳(なかのいんみちあつ)の子。別号、夢庵・弄花軒。和歌を飛鳥井雅親(あすかいまさちか)に学び、連歌を宗祇(そうぎ)に師事して古今伝授を受けた。宗祇・宗長と吟じた「水無瀬三吟百韻」は有名。家集「春夢草」、著「伊勢物語肖聞抄」など。

ぼたん‐からくさ【×牡丹唐草】🔗🔉

ぼたん‐からくさ【×牡丹唐草】 唐草に牡丹の花と葉を配した模様。

大辞泉 ページ 13817