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うち‐いで【打ち出で】🔗🔉

うち‐いで【打ち出で】 金属を打ち延ばし物を作り出すこと。また、作り出した物。「薄(はく)打ち。南鐐(なんれう)にて―悪き」〈七十一番職人歌合〉「打ち出での衣(きぬ)」の略。

うちいで‐の‐きぬ【打ち出での衣】🔗🔉

うちいで‐の‐きぬ【打ち出での衣】出衣(いだしぎぬ)」に同じ。

うちいで‐の‐たち【打ち出での太刀】🔗🔉

うちいで‐の‐たち【打ち出での太刀】 金銀を打ち延ばして柄(つか)や鞘(さや)などを飾った太刀。一説に、新しく鍛え作った太刀とも。うちでのたち。「枕上に―置きたり」〈今昔・二五・四〉

うち‐いと【打(ち)糸】🔗🔉

うち‐いと【打(ち)糸】(へら)でたたいて固く組んである組紐(くみひも)

うち‐いり【内入り】🔗🔉

うち‐いり【内入り】 外出から帰って家に入ること。また、その際の機嫌。「女房供今戻った…と―よきに」〈浄・浪花鑑〉収入。もうけ。「旦那のおかげで今日も―がよござりますわい」〈浄・伊賀越〉内揚(あ)」に同じ。「持ち合はせの銀(かね)なりと―にやってしまはしゃれ」〈浄・いろは蔵三組盃〉

うち‐いり【討(ち)入り】🔗🔉

うち‐いり【討(ち)入り】 [名]スル城内や敵方に攻め入ること。「赤穂義士の―」

うち‐い・る【討(ち)入る】🔗🔉

うち‐い・る【討(ち)入る】 [動ラ五(四)]《「打ち入る」と同語源》敵方や城内に攻め込む。「吉良の屋敷に―・る」

うち‐い・る【打ち入る】🔗🔉

うち‐い・る【打ち入る】 [動ラ四]勢いよく中に入る。「庭に―・り縁の際(きは)に寄り給ひて」〈義経記・二〉物事に熱中する。心を打ち込む。「明け暮れ碁に―・りて」〈浮・織留・二〉[動ラ下二]ひょいと入れる。無造作に収める。「三寸ばかりなる人、…手に―・れて家へ持ちて来ぬ」〈竹取〉ばくちなどに財産や金品をつぎ込む。入れあげる。「ばくちの負け極まりて、残りなく―・れんとせんに合ひては、打つべからず」〈徒然・一二六〉勢いよく馬を乗り入れる。「武者一騎、沖なる舟に目をかけて、海へざっと―・れ」〈平家・九〉軍勢をまとめて引き上げる。退却させる。「人数ヲ―・ルル」〈日葡〉

大辞泉 ページ 1386