複数辞典一括検索+

うち‐あわび【打ち×鮑】‐あはび🔗🔉

うち‐あわび【打ち×鮑】‐あはび アワビの肉を細長く切り、打ち延ばして干したもの。祝儀のときの酒の肴(さかな)にした。のしあわび。

うち‐あん・ず【打ち案ず】🔗🔉

うち‐あん・ず【打ち案ず】 [動サ変]思いを巡らす。思案する。「義時、とばかり(=少シノ間)―・じて」〈増鏡・新島守〉

うち‐い・う【打ち言ふ】‐いふ🔗🔉

うち‐い・う【打ち言ふ】‐いふ [動ハ四]なにげなく言う。ふと口にする。「めでたのことや、とぞ心にもあらで―・はれける」〈かげろふ・下〉

うち‐い・ず【打ち出づ】‐いづ🔗🔉

うち‐い・ず【打ち出づ】‐いづ [動ダ下二]広々とした所に出る。「田子(たご)の浦ゆ―・でて見ればま白にそ富士の高嶺に雪は降りける」〈万・三一八〉さっと出る。「谷風にとくる氷のひまごとに―・づる波や春の初花」〈古今・春上〉出発する。出陣する。「平太入道定次を大将として、…近江国へ―・でたりければ」〈平家・一〇〉人前に押し出る。「誰ともなく、あまたの中に―・でて」〈徒然・五六〉たたいて音や火などを出す。「拍子―・でて、忍びやかにうたふ声」〈源・篝火〉外に出す。特に、出衣(いだしぎぬ)をする。「葡萄染(えびぞめ)の二重文の唐衣など―・でたり」〈栄花・根合〉口に出して言う。「いかでこの男に物言はむと思ひけり。―・でむこと難くやありけむ」〈伊勢・四五〉声をあげて唱える。「その寺の仏の御経をいとあらあらしう、たふとく―・で誦(よ)みたるにぞ」〈枕・一二〇〉

うち‐いた【打(ち)板】🔗🔉

うち‐いた【打(ち)板】 廊下と廊下の間に橋のように渡す歩み板。牛車(ぎつしや)に乗り降りするときに、簀(す)の子の板敷きから車に渡す板。鷹匠(たかじよう)が鷹の糞(ふん)を受けるのに用いる板。地面に座るときに敷く方形の厚板。また、陣中で敷き皮の代わりに用いる、脚付きの板。「小庭に―をしきて火をおこす」〈続古事談・一〉

大辞泉 ページ 1385