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みえい‐く【御影供】🔗🔉

みえい‐く【御影供】 神仏や故人の絵像を祭って供養すること。真言宗で、空海の忌日の三月二一日に、その絵像を供養する法会。みえく。《季 春》「―や人に埋もるる壬生朱雀/太祇」御会式(おえしき)柿本人麻呂の絵像を祭って和歌を講じる会。人麻呂影供。

みえい‐どう【御影堂】‐ダウ🔗🔉

みえい‐どう【御影堂】‐ダウ 仏教寺院で、開山・宗祖などの御影を祭る堂。京都五条橋西にあった新善光寺の異称。この寺の尼が作り出した扇が御影堂扇といわれ、近世では最上の扇とされ有名であったところから、その名がある。

みえ‐かえ・る【見え返る】‐かへる🔗🔉

みえ‐かえ・る【見え返る】‐かへる [動ラ四]繰り返し見える。いく度も見える。「ぬばたまの夜を長みかも我が背子が夢(いめ)に夢にし―・るらむ」〈万・二八九〇〉

みえ‐がくれ【見え隠れ】🔗🔉

みえ‐がくれ【見え隠れ】 [名]スル《「みえかくれ」とも》見えたり隠れたりすること。「車窓に―する海岸」建築部材で、隠れていて見えない所。

みえ‐がさね【三重重ね・三重襲】みへ‐🔗🔉

みえ‐がさね【三重重ね・三重襲】みへ‐ 三重になっていること。また、そのもの。裏と表との間に中陪(なかべ)を入れて仕立てた衣服。「五位十人は、―の唐衣」〈源・宿木〉「三重襲の扇」の略。

みえがさね‐の‐おうぎ【三重襲の扇】みへがさね‐あふぎ🔗🔉

みえがさね‐の‐おうぎ【三重襲の扇】みへがさね‐あふぎ 檜扇(ひおうぎ)の板数八枚を一組とし、それを三つ重ねたもの。女房が用いた。

みえ‐かわ・す【見え交はす】‐かはす🔗🔉

みえ‐かわ・す【見え交はす】‐かはす [動サ四]互いに相手に見られる。見交わす。対面する。「対の上は、まほならねど―・し給ひて」〈源・若菜上〉

みえ‐ぐる・し【見え苦し】🔗🔉

みえ‐ぐる・し【見え苦し】 [形シク]見られることで気がひける。見られるのが心苦しい。「すずろに―・しう、恥づかしくて」〈源・東屋〉

みえ‐しらが・う【見えしらがふ】‐しらがふ🔗🔉

みえ‐しらが・う【見えしらがふ】‐しらがふ [動ハ四]人目を引くように振る舞う。「つねに―・ひ歩(あり)く」〈枕・八七〉

みえ‐す・く【見え透く】🔗🔉

みえ‐す・く【見え透く】 [動カ五(四)]底・中まで透いて見える。向こうまで透けて見える。「硝子越に彼方から―・くのを」〈鏡花・婦系図〉相手が、隠そうとしている考え・意図がよくわかる。「―・いたうそ」

大辞泉 ページ 14275