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目は口ほどに物を言う🔗🔉

目は口ほどに物を言う 情のこもった目つきは、口で話すのと同じくらい気持ちを表現する。

目は心の鏡🔗🔉

目は心の鏡 目はその人の心の中を映し出す鏡である。目を見れば、その人の心のようすがわかることのたとえ。

目はその睫(まつげ)を見る能(あた)わず🔗🔉

目はその睫(まつげ)を見る能(あた)わず 《「顔氏家訓」渉務から》目はなんでも見ることができるが、自分のまつげを見ることはできない。他人の欠点にはよく気づくが、自分の欠点は見えないことのたとえ。

目は空(そら)🔗🔉

目は空(そら) そのものは目に入らずに、他のものに気をとられている状態をいう。「御硯の墨すれと仰せらるるに、―にて、ただおはしますを」〈枕・二三〉

目は両視せずして明らかに耳は両聴せずして聡(さと)し🔗🔉

目は両視せずして明らかに耳は両聴せずして聡(さと)し 《「荀子」勧学から》両眼は二つのものを同時に見ないからはっきり見え、両耳は二つの音を同時に聞かないから的確なのである。一事に集中せよという戒め。

目引き袖(そで)引き🔗🔉

目引き袖(そで)引き 声を出さずに、目で合図したり袖を引いたりして、相手に自分の意志を知らせるさま。「―して笑うが人情」〈逍遥・当世書生気質〉

目見立・つ🔗🔉

目見立・つ 目をとめる。注目する。「さらに―・つる人なし」〈方丈記〉

目も当てられない🔗🔉

目も当てられない あまりにもひどい状態で見ていられない。「悲惨で―ない事故現場」

目もあや🔗🔉

目もあや まぶしいほどりっぱなさま。「―な舞台衣裳」意外で驚きあきれるさま。はなはだしくひどいさまにいう。「ここに、かく渡り給ふのみなむ、―に、おぼろげならぬことと」〈源・総角〉

目も及ば🔗🔉

目も及ば 《すべてを見ることができない、の意》非常にすばらしい。りっぱである。「―ぬ御書きざまも」〈源・帚木〉

目もくれない🔗🔉

目もくれない 少しの関心も示さない。見向きもしない。「仕事以外のことには―ない」

目もすまに🔗🔉

目もすまに 目も休めずに。目も離さずに。「―守るしなひのひまをなみとける御法のきしもいとなし」〈散木・六〉

目もなく🔗🔉

目もなく 目を細くして。「うれしげに、―打ち笑ひ」〈仮・東海道名所記・六〉

目も遥(はる)に🔗🔉

目も遥(はる)に 目の届くかぎりはるかなさま。和歌では「春」「芽も張る」などに掛けて用いる。「津の国の難波の葦の―しげき我が恋人しるらめや」〈古今・恋二〉

大辞泉 ページ 14671