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やながわ‐なべ【柳川×鍋】やながは‐🔗🔉

やながわ‐なべ【柳川×鍋】やながは‐ 背開きにしたドジョウを、浅い鍋にささがきゴボウを敷いた上に並べ、味付けして煮て、卵を流し込んでとじた料理。名称は、江戸末期に売りだした店の屋号からとも、柳川焼の土鍋を使ったからともいう。《季 夏》

やながわ‐やき【柳川焼】やながは‐🔗🔉

やながわ‐やき【柳川焼】やながは‐ 柳川産の土器。慶長年間(一五九六〜一六一五)の創始で、茶人に愛好される。蒲池焼(かまちやき)

やながわ‐りゅう【柳川流】やながはリウ🔗🔉

やながわ‐りゅう【柳川流】やながはリウ 地歌の流派の一。寛永年間(一六二四〜一六四四)京都で柳川検校が創始。大坂を中心に興った野川流と相対して現在に至る。

やなぎ【柳】🔗🔉

やなぎ【柳】 ヤナギ科ヤナギ属の落葉樹の総称。一般に湿地に多く、低木または高木で、葉はふつう互生する。雌雄異株。主に早春、花が穂状か尾状につき、種子は白毛があって風で飛び、柳絮(りゆうじよ)という。街路樹や庭園樹などにされ、材は器具・薪炭用。コリヤナギ・ネコヤナギなど多くの種があるが、葉の細長いシダレヤナギをさすことが多い。ヤナギ科の双子葉植物は約三五〇種が北半球の温帯地域を中心に分布し、ケショウヤナギ・オオバヤナギ・ヤマナラシ・ポプラなども含まれる。《季 春》「田一枚植ゑて立ち去る―かな/芭蕉」(かさね)の色目の名。表は白、裏は青、または萌葱(もえぎ)。柳襲。「柳色」の略。

柳に受・ける🔗🔉

柳に受・ける 逆らわないで、されるがままになる。「這箇(こつち)が―・けて聞いて居て遣りゃ、可いかと思って増長して」〈紅葉・金色夜叉〉

柳に風🔗🔉

柳に風 柳が風になびくように、逆らわずに穏やかにあしらうこと。「―と受け流す」

柳に蹴鞠(けまり)🔗🔉

柳に蹴鞠(けまり) 図柄の一種で、柳のそばで蹴鞠をしている絵。蹴鞠する庭の四隅には、ふつう柳を植えた。

柳に雪折れ無し🔗🔉

柳に雪折れ無し 柳の枝はよくしなうので雪の重みで折れることはない。柔らかいものは、堅いものよりかえってよく持ちこたえるというたとえ。

大辞泉 ページ 15097