複数辞典一括検索+

やなぎ【柳】🔗🔉

やなぎ【柳】 ヤナギ科ヤナギ属の落葉樹の総称。一般に湿地に多く、低木または高木で、葉はふつう互生する。雌雄異株。主に早春、花が穂状か尾状につき、種子は白毛があって風で飛び、柳絮(りゆうじよ)という。街路樹や庭園樹などにされ、材は器具・薪炭用。コリヤナギ・ネコヤナギなど多くの種があるが、葉の細長いシダレヤナギをさすことが多い。ヤナギ科の双子葉植物は約三五〇種が北半球の温帯地域を中心に分布し、ケショウヤナギ・オオバヤナギ・ヤマナラシ・ポプラなども含まれる。《季 春》「田一枚植ゑて立ち去る―かな/芭蕉」(かさね)の色目の名。表は白、裏は青、または萌葱(もえぎ)。柳襲。「柳色」の略。

大辞泉 ページ 15097 での単語。