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やまさちひこ【山幸彦】🔗🔉

やまさちひこ【山幸彦】 彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の異称。

やま‐さつ【山猟】🔗🔉

やま‐さつ【山猟】 山の猟男(さつお)。山で狩猟をする男。猟師。山のさつお。

やま‐ざと【山里】🔗🔉

やま‐ざと【山里】 山間の村落。山村。山村にある別荘。山荘。「宇治といふ所に、よしある―持(も)給へりけるに」〈源・橋姫〉山奥の家。山家(やまが)。「―は秋こそことにわびしけれ鹿の鳴く音に目を覚ましつつ」〈古今・秋上〉

やまざと‐びと【山里人】🔗🔉

やまざと‐びと【山里人】 山里に住む人。やまびと。「かの―は、らうたげにあてなる方の劣り聞こゆまじきぞかし」〈源・総角〉

やまざと・ぶ【山里ぶ】🔗🔉

やまざと・ぶ【山里ぶ】 [動バ上二]《「ぶ」は接尾語》山里のようである。田舎じみる。「―・びたる網代(あじろ)屏風などの、ことさらに事そぎて」〈源・椎本〉

やま‐さなかずら【山さな×葛】‐さなかづら🔗🔉

やま‐さなかずら【山さな×葛】‐さなかづら 山にある野生のサネカズラ。「あしひきの―もみつまで妹(いも)に逢はずや我(あ)が恋ひ居らむ」〈万・二二九六〉

やま‐さ・ぶ【山さぶ】🔗🔉

やま‐さ・ぶ【山さぶ】 [動バ上二]《「さぶ」は接尾語》山らしいようすをただよわせる。「畝傍(うねび)のこの瑞山(みづやま)は日の緯(よこ)の大き御門に瑞山と―・びいます」〈万・五二〉

やま‐ざる【山猿】🔗🔉

やま‐ざる【山猿】 山にすんでいる野生の猿。野猿(やえん)山に住む人や田舎者を、礼儀作法を知らない者としてあざけっていう語。

やま‐さわ【山沢】‐さは🔗🔉

やま‐さわ【山沢】‐さは 山と沢。また、山間の沢。さんたく。

やまさわ‐びと【山沢人】やまさは‐🔗🔉

やまさわ‐びと【山沢人】やまさは‐ 山の沢辺に住む人。「あしひきの―の人多(さは)にまなと言ふ児(こ)があやにかなしさ」〈万・三四六二〉

やま‐さん【山様】🔗🔉

やま‐さん【山様】 江戸の下谷(したや)・品川の遊里で、上野寛永寺や芝の増上寺の坊主客のこと。「―といふは品川初会なり」〈柳多留・八〉《山出しの侍の意から》江戸の遊里で田舎侍の客のこと。「侍客の―なら、ぬける手管(てくだ)もあるまいがな」〈伎・四谷怪談〉

大辞泉 ページ 15135