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ゆう‐そく【有職・有識】イウ‐🔗🔉

ゆう‐そく【有職・有識】イウ‐ 朝廷や公家の儀式・行事・官職などに関する知識。また、それに詳しい人。学識のあること。また、その人。学者。「いと―の物のかぎりなむなりかし」〈宇津保・嵯峨院〉諸芸にすぐれていること。また、その人。「―のおぼえ高きその人」〈源・若菜下〉教養・才知・家柄・容貌などのすぐれていること。また、その人。「およそ何事にも―に」〈大鏡・実頼〉◆原義はの意で「有識」と書いたが、の意が生じて「有職」とも書くようになった。

ゆうそく‐か【有職家】イウソク‐🔗🔉

ゆうそく‐か【有職家】イウソク‐ 朝廷や公家の儀式や行事の典故に通じている人。故実家。

ゆうそく‐こじつ【有職故実】イウソク‐🔗🔉

ゆうそく‐こじつ【有職故実】イウソク‐ 朝廷や公家の礼式・官職・法令・年中行事・軍陣などの先例・典故。また、それらを研究する学問。平安中期以後、公家や武家の間で重んじられた。

ゆうそく‐もんよう【有職文様】イウソクモンヤウ🔗🔉

ゆうそく‐もんよう【有職文様】イウソクモンヤウ 平安時代以来、公家階級で装束・調度などに用いられた伝統的文様。他の分野の文様と区別して、近世以降この名でよばれる。小葵(こあおい)(かもん)・幸菱(さいわいびし)・三重襷(みえだすき)・唐草文・立涌(たてわく)などがあり、隋・唐から伝えられた文様を和様化したもので、日本の文様の基調をなしている。

ゆう‐そこ【有職】イウ‐🔗🔉

ゆう‐そこ【有職】イウ‐ゆうそく(有職)」に同じ。「かのぬし―なれど」〈宇津保・菊の宴〉

ゆうそ‐ち【有租地】イウソ‐🔗🔉

ゆうそ‐ち【有租地】イウソ‐ 旧地租法で、地租を課せられた土地。

ゆうぞん‐しゃ【猶存社】イウゾン‐🔗🔉

ゆうぞん‐しゃ【猶存社】イウゾン‐ 大正八年(一九一九)大川周明・満川亀太郎・北一輝らが結成した右翼団体。日本帝国の改造とアジア民族の解放を掲げたが、北と大川の対立から同一二年に解散。

ゆう‐だ【遊惰】イウ‐🔗🔉

ゆう‐だ【遊惰】イウ‐ [名・形動]仕事をせずぶらぶらしていること。また、そのさま。「―に時を過ごす」

大辞泉 ページ 15244