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鬼が笑・う🔗🔉

鬼が笑・う 実現性の薄いことや予想のつかないことを、からかっていう言葉。「来年のことを言うと―・う」

鬼とも組・む🔗🔉

鬼とも組・む 《「組む」は組み打ちするの意》非常に強そうに見えることのたとえ。強いばかりで少しも人情を解しないことのたとえ。

鬼に金棒(かなぼう)🔗🔉

鬼に金棒(かなぼう) 《強い鬼にさらに武器を持たせる意から》ただでさえ強いものに、一層の強さが加わること。鬼に鉄杖(てつじよう)

鬼に衣(ころも)🔗🔉

鬼に衣(ころも) 表面は慈悲深そうなようすをしていても、内心は鬼のように恐ろしいこと。狼(おおかみ)に衣(ころも)《鬼は本来裸で衣服を必要としないところから》不必要なこと。また、ふつりあいなこと。

鬼の居(い)ぬ間(ま)に洗濯(せんたく)🔗🔉

鬼の居(い)ぬ間(ま)に洗濯(せんたく) 怖い人や気兼ねする人のいない間に、思う存分くつろぐこと。

鬼の霍乱(かくらん)🔗🔉

鬼の霍乱(かくらん) 《「霍乱」は日射病のこと》ふだんきわめて健康な人が珍しく病気になることのたとえ。

鬼の首を取ったよう🔗🔉

鬼の首を取ったよう 大変な功名・手柄を立てたかのように得意になるさま。「―な喜びよう」

鬼の空念仏(そらねんぶつ)🔗🔉

鬼の空念仏(そらねんぶつ) 無慈悲な者が心にもなく殊勝なようすをすることのたとえ。鬼の念仏。

鬼の目(め)にも涙🔗🔉

鬼の目(め)にも涙 無慈悲な者も、時には慈悲心を起こし、涙を流すことがあるということ。

鬼も十八(じゆうはち)番茶(ばんちや)も出花(でばな)🔗🔉

鬼も十八(じゆうはち)番茶(ばんちや)も出花(でばな) 鬼でも年ごろになれば少しは美しく見え、番茶でもいれたばかりは香りがある。器量が悪くても年ごろになれば少しは娘らしい魅力が出てくるということのたとえ。

鬼を欺(あざむ)・く🔗🔉

鬼を欺(あざむ)・く 鬼かと思われるほど勇猛である。また、容貌(ようぼう)が恐ろしげである。「―・く景清も声を上げてぞ泣きゐたり」〈浄・出世景清〉

鬼を酢(す)にして食・う🔗🔉

鬼を酢(す)にして食・う 恐ろしいものをなんとも思わないことのたとえ。

おに‐あざみ【鬼×薊】🔗🔉

おに‐あざみ【鬼×薊】 キク科の多年草。日本特産で、本州の山中に自生。高さ〇・五〜一メートル。全体に毛が多い。葉は基部が広く、縁に長いとげがある。六〜九月ごろ、粘りけのある紫色の頭状花をつける。一般に、夏から秋に大形のたくましい花を開くアザミ。《季 秋》

大辞泉 ページ 2237