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おの‐が‐じし【己がじし】🔗🔉

おの‐が‐じし【己がじし】 [副]《「己(おの)が為(し)(し)」の意》各自がめいめいに。それぞれに。「彼等は―勝手な真似をするだろう」〈漱石・草枕〉

おの‐が‐ちりぢり【己が散り散り】🔗🔉

おの‐が‐ちりぢり【己が散り散り】 それぞれがちりぢりになるさま。てんでんばらばら。「秋のもみぢとひとびとは―わかれなば」〈古今・雑体〉

おの‐がどう【小野鵞堂】をのガダウ🔗🔉

おの‐がどう【小野鵞堂】をのガダウ一八六二〜一九二二]書家。静岡の生まれ。本名、之助(かんのすけ)。和様の研究や書道の普及に努めた。特に、書の実用性と芸術性の融合を主張して、鵞堂流と称する独自の平明優美な書風を完成。

おの‐が‐どち【己がどち】🔗🔉

おの‐が‐どち【己がどち】 自分たち仲間どうし。「―の心よりおこれる懸想にもあらず」〈源・若菜上〉

おの‐が‐よよ【己が世世】🔗🔉

おの‐が‐よよ【己が世世】 夫婦または恋人が離別して、それぞれが別の生活をすること。「―になりにければ、疎くなりにけり」〈伊勢・二一〉

おのがわ‐きさぶろう【小野川喜三郎】をのがはキサブラウ🔗🔉

おのがわ‐きさぶろう【小野川喜三郎】をのがはキサブラウ一七五八〜一八〇六]江戸後期の力士。近江(おうみ)の人。第五代横綱。谷風・雷電の好敵手として活躍し、相撲の黄金時代を築いた。

お‐の‐こ【男の子・男】を‐🔗🔉

お‐の‐こ【男の子・男】を‐ 成人の男子。おとこ。「―やも空しくあるべき万代(よろづよ)に語り継ぐべき名は立てずして」〈万・九七八〉(め)の子。男の子。むすこ。「すべて―をば、女に笑はれぬやうにおほしたつべしとぞ」〈徒然・一〇七〉殿上(てんじよう)に奉仕する男子。殿上人(てんじようびと)。「何にても―どもに賜はせぬべからん賭物(のりもの)」〈増鏡・おどろの下〉召使いの男。下男。「あの―こちよれ」〈更級〉目下の男子の名の下に付けて、親しみの意を表す語。「又五郎―を」〈徒然・一〇二〉

大辞泉 ページ 2249