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おり‐かえ・す【折(り)返す】をりかへす🔗🔉

おり‐かえ・す【折(り)返す】をりかへす [動サ五(四)]紙・布などをもとの方へ折って重ねる。折って二重にする。「襟を―・す」ある地点まで行って、来た方向へ戻る。引き返す。「この先不通のため当駅で―・します」手紙や話などの返事を、あまり時間がたたないうちにする。「―・して返事の手紙が届く」詩歌や管弦などを繰り返す。「曲(ごく)のめでたと言ふ手、―・し遊ばす」〈宇津保・春日詣〉

おり‐かがみ【折り屈み】をり‐🔗🔉

おり‐かがみ【折り屈み】をり‐ 《腰やひざを折ってかがむ意から》立ち居振る舞い。行儀作法。「三つ指づきの―が、こんな中でも打ち上がる」〈鏡花・歌行灯〉

おり‐か・く【折り掛く・折り懸く】をり‐🔗🔉

おり‐か・く【折り掛く・折り懸く】をり‐ [動カ下二]折って物に掛ける。「賤(しづ)の男(を)が篠(しの)―・けて干す衣」〈梁塵秘抄・二〉折ったままにしておく。「鎧(よろひ)に矢の立つこと数を知らず、―・け―・けしたりければ、蓑(みの)を逆さまに著(き)たるやう」〈義経記・八〉波が、折り返して寄せる。「いはねこすきよ滝川のはやければ波―・くる岸の山吹」〈新古今・春下〉

おり‐か・く【織り掛く・織り懸く】🔗🔉

おり‐か・く【織り掛く・織り懸く】 [動カ下二]布などに織って掛け渡す。「竜田川錦―・く神無月時雨の雨をたてぬきにして」〈古今・冬〉

おり‐かけ【折(り)掛け・折(り)懸け】をり‐🔗🔉

おり‐かけ【折(り)掛け・折(り)懸け】をり‐ 折り曲げて物に掛けること。「折り掛け垣」の略。「折り掛け灯籠(どうろう)」の略。「折掛け旗」の略。

おりかけ‐がき【折(り)掛け垣】をりかけ‐🔗🔉

おりかけ‐がき【折(り)掛け垣】をりかけ‐ 折り曲げた竹や柴(しば)などを、両端を地に挿して連ねた垣根。

おりかけ‐どうろう【折(り)掛け灯×籠】をりかけ‐🔗🔉

おりかけ‐どうろう【折(り)掛け灯×籠】をりかけ‐ 細く削った竹二本を交差させて折り曲げ、その四端を方形の薄板の四隅に挿して、紙を張った盆灯籠。《季 秋》

おりかけ‐ばた【折(り)掛け旗】をりかけ‐🔗🔉

おりかけ‐ばた【折(り)掛け旗】をりかけ‐ 旗ざおの先に横手をつけて、四半(しはん)をつけた旗。幟(のぼり)の一種。

おり‐かさな・る【折(り)重なる】をり‐🔗🔉

おり‐かさな・る【折(り)重なる】をり‐ [動ラ五(四)]人や物が次々と乱れて重なり合う。「乗客が―・って倒れる」

大辞泉 ページ 2359