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かえり‐じ【返り字】かへり‐🔗🔉

かえり‐じ【返り字】かへり‐ 漢文を訓読する際、文字の順序とは逆に、下の字を読んだあとで、読む字。その漢字の左下に返り点をつけて示す。返し字。◆「易学(学び易(やす)し)」の「易」や、「宜慎(宜(よろ)しく慎しむべし)」の「宜」など。「宜」のように二度読むものは特に再読文字ともいう。

かえり‐じたく【帰り支度】かへり‐🔗🔉

かえり‐じたく【帰り支度】かへり‐ 帰るために衣服や持ち物を整えること。帰る用意。

かえり‐しな【帰りしな】かへり‐🔗🔉

かえり‐しな【帰りしな】かへり‐ 帰りぎわ。「―に用ができる」帰る途中。帰り道。「―に一杯やる」

かえり‐しょうがつ【返り正月】かへりシヤウグワツ🔗🔉

かえり‐しょうがつ【返り正月】かへりシヤウグワツ 正月一五日のこと。小正月。もどり正月。

かえり‐しょにち【返り初日】かへり‐🔗🔉

かえり‐しょにち【返り初日】かへり‐ 芝居などで、興行中にいったん休んだあと、同じ演目で再び開演する最初の日。

かえり‐しんざん【帰り新参】かへり‐🔗🔉

かえり‐しんざん【帰り新参】かへり‐ 一度勤めを去った者が、再び同じ所に勤めること。また、その人。

かえり‐だち【還り立ち】かへり‐🔗🔉

かえり‐だち【還り立ち】かへり‐ 賀茂・石清水(いわしみず)両社の臨時祭や春日祭などが終了したのち、勅使や舞人・楽人たちが宮中へ戻って神楽を演じ、宴を賜り、禄(ろく)を頂くこと。還り遊び。還り饗(あるじ)。還り立ちの饗。(かえ)り饗(あるじ)」に同じ。

かえり‐ち【返り血】かへり‐🔗🔉

かえり‐ち【返り血】かへり‐ 相手を切ったり刺したりしたときに、はねかかってくる血。「―を浴びる」

かえり‐ちゅう【返り忠】かへり‐🔗🔉

かえり‐ちゅう【返り忠】かへり‐ 主君に背いて敵方に通じること。裏切り。また、いったん背いた者が、再び忠義を尽くすこと。「―を、真の忠誠だと看ることは、生れ附いた人間の感情が許さない」〈鴎外・大塩平八郎〉

かえり‐つ・く【帰り着く】かへり‐🔗🔉

かえり‐つ・く【帰り着く】かへり‐ [動カ五(四)]出発したもとの所に戻る。「やっとわが家に―・く」

かえり‐て【却りて】かへり‐🔗🔉

かえり‐て【却りて】かへり‐ [副]反対に。逆に。かえって。「いかにいとほしげならむと侮りしを、―心恥づかしきまでなむ見ゆる」〈源・玉鬘〉

大辞泉 ページ 2602